私たちが暮らす世界、
私たちが食べている料理、
私たちが交わす言葉、
私たちがめぐらせる思考。
私たちは食べることで生きている。
ひとりひとりが、
食にしっかりと向き合える機会を。
私たちが暮らす世界、
私たちが食べている料理、
私たちが交わす言葉、
私たちがめぐらせる思考。
私たちは食べることで生きている。
ひとりひとりが、
食にしっかりと向き合える機会を。
日本のGDPの約3割を稼ぎ出していると試算される丸の内には、
働き世代を中心とする約28万人の就業者が拠点を持ち、
このエリアには三菱地所が携わる飲食・サービス店舗等が約900店舗あります。
“食”は心身の健康を形づくるだけでなく、人びとの感性を刺激し、
思考やコミュニケーションをもサポートする大事な存在です。
前例のないビジネス街での大人の食育活動「食育丸の内」は、
2008年に設立以来、イベント開催回数は200回以上、参加者は延べ50万人を超え、
私たちと食の現場との対話は、消費、開発、雇用創出など多岐に渡り、
気がつけば「食育」だけでは語りきれない、
大きなムーブメントになっていました。
2020年、世界的なパンデミックは
「物事の本質的な価値」について、私たちに問いかけました。
そんな今、私たちは強く「食べる」という価値を信じています。
「食する」ことで、人は目の前の料理から
人の手、自然の恩恵、エネルギーの循環を感じます。
それこそが生きる力、未来をクリエイションしていくことだと信じ、
私たちは、 ひとりひとりが「食」と向き合い、真に食べる楽しみを知り、
循環する対話から「幸せの価値基準」を改めて構築していくために、
ひとりひとりが本来的な幸せと成長に向き合える場作りを
“リード”し、“伴走”をしていきたいという想いから、
「EAT&LEAD」として再始動します。
社会の価値観も課題も刻々と変わりゆく時代に応じて、
後世に残る価値を生み出すことを大切に、これからも活動してまいります。
EAT&LEAD(イート アンド リード)の新しいロゴは、「大地」「太陽」「風」「水」の4つの自然を表す色の円が重なり合った、シンボリックなマークです。“EAT&LEADの活動により、ひとりひとりが自然の中で育まれた食材だけでなく、自分たちもまた自然の一部であること忘れないでいられるように”という想いと、円を「人」に見立て、“EAT&LEADが様々な人々の相互の関わりを創造し新たな価値を生んでいく”という宣言を表現しています。
豊かな食の感受性を育む、様々な「食体験」をクリエイションしていきます。料理をつくるワークは、自己肯定力を養い、パフォーマンス力を高める気づきにも繋がります。“食べる楽しみ、つくる楽しみ”を感じられるような様々なワークショップを提供します。
フードロスや水産資源問題など、私たちを取り巻く「食」の身近な環境問題が山積している中で、ひとりひとりがものごとの本来的な流れを知り、「食の消費について考える力」を高める機会を作ります。そして、自然への敬意や感謝を持ち、限りある地球と共存していくことを目指します。
食従事者と消費者である私たちが、互いの垣根を越えて知り合い、対話する機会を作ることで、“共感”と“共鳴”を生み出し、ひとりひとりが真に応援したい物や事にお金を遣い、共に支え合い成長していくサイクルを循環させます。たとえば、私たちが食の現場に赴き、生産者やシェフらと対話する機会などを作り、未来へのアクションに繋げます。
近年、世界のクリエイティブスタジオでは、ランチやディナーの時間をシェアすることがチームビルディング に活かされています。仕事を少し早めに切り上げてチームみんなでキッチンに立ち、旬の食材をつかってランチをワイワイとつくる。みんなで一つのテーブルを囲み、同じメニューを食べ、感覚を共有していく。「MY Shokudo Hall&Kitchen」では、他者への気遣い力を高め、チーム力を高めることにも繋がる、キッチンでの親密なコミュニケーション機会を提供します。
「MY Shokudo Hall&Kitchen」内にある「みそスープ BAR」では、全国各地からセレクトした食材で毎朝丁寧に出汁をひき、具沢山のお味噌汁とおむすびを平日11:30〜 販売しています。
その他にも様々なプログラムを計画中。「食」を中心に人々が繋がれるような、おいしい食の体感型プログラムを展開していきます。
“都会に新しいコモンズを”をコンセプトとし、みんなで創る、食べられる農園がキーワードです。
“コモンズ”とは、地域の共有財産を共同で管理・保守する共同体を指す言葉です。
EAT&LEADは『The Edible Park OTEMACHI by grow』を舞台に、農的活動を通じて、自然の摂理を学び、自分たちの手で命を育み、収穫し、調理して、美味しくいただくまでの一連を「Farm to table」の活動として、ここビジネスエリアから実践していきます。
世界的なパンデミックを経て私たちが向き合う“食”のありかたとは──。
東京・丸の内を舞台に産地と結び築いてきたシェフや生産者と、消費者である私たちの関係は15年の時を刻んできました。
この活動を振り返ったとき、食とは、私たちひとりひとりの生きる力や幸福感を支えてくれる大切な根源であることに気づかされました。
この大切な気づきのきっかけに、山口周さんのご著書がありました。
ソーシャル経済メディア「NewsPicks」にて掲載された対談記事をご紹介します。
「丸の内シェフズクラブ」は、食に関する様々な舞台で幅広く活躍されている服部幸應氏を会⻑に迎え、丸の内エリアに店舗を構えるオーナーシェフらが集い、「大人の食育」の推進を目的に2009年に発足したコンソーシアムです。新しいレストランのあり方や、食に関する意識や技術の向上、生産者・消費者・シェフをつなぐ場の提供など、時代に応じて変化する「都市と食」の未開拓な社会課題の解決に取り組んでいます。
“食”を通じて日本を活気づけたい!という思いから2008年に始まったプロジェクト。日本経済の中心地、東京・丸の内で働く約28万人を元気にする“食育”を使命にスタートした活動です。
2008
「日本の食を元気に!ビジネス街こそ大人の食育宣言!」という想いから生まれたプロジェクト。丸の内シェフズクラブ結成時には、世界料理サミットに参加したジョエル・ロブション氏やピエール・ガニェール氏ら世界のトップシェフも駆けつけてくださり「Let’s shokuiku!」で声高らかにスタートしました。
2010
取材チームを引き連れ、シェフと産地訪問を重ねて14年。福島・羅臼・山梨・沖縄・江別・鳥取・三重など約20か所以上の地域との絆を、季刊誌「丸のなか」に収録してきました。生産者の方との信頼関係が生まれ、産地での会話から息の長い名物企画がいくつも誕生しています。
2011
オリジナル缶詰「はらくっついTOHOKU」6種は、宮城の若手シェフや事業者らとともに丸の内シェフズクラブが伴走。食材の魅力を引き出すため知恵を出し合い、磨き上げ、人気商品となりました!東北エリアとの絆を育み、息の長い活動に。
2012
こどもたちに料理の楽しさや命の大切さを伝えるべく、味覚の授業などを開催してきました。地方の小学校や高校でも開催した他に、北海道江別市では3年かけて地域住民に向けて食育活動を行いました。食育活動の輪は未来へも広がっています。
2014
「食育丸の内」の活動から派生して生まれたプロジェクト 「Will Conscious Marunouchi 」。「働く女性1,000名白書」をきっかけに、女性たちの健康・キャリア・妊娠出産など、女性ならではのライフイベントにまつわる課題があぶり出されました。それらのソリューションは何か?個人・企業への提言と共に、街として何ができるかを考え、アクションを続けています。
2016
魅力ある地域食材と魅力ある作り手、そしてそこに丸の内シェフズクラブのシェフが加わったことにより、リズムを奏でるように次々とアイディアや新たな名品が生まれました。山梨食材の梅やお茶を用いた寿司はイタリアトリノ万博、羅臼昆布はミラノ万博など世界のステージでも大きな注目を集めました。
2017
「こんなのがあったらいいのに!」のアイディアは、働く街にこそ山積しています。レシピブックの発刊やコンビニ弁当やみやこ下地島空港のカフェメニュー、地域のお土産品の開発など、トップシェフらが数々のアイテムをプロデュースしました。
2018
丸の内のメインストリートに真っ白な25mに及ぶ「ロングテーブル」が出現。丸の内シェフズクラブ10周年を記念し、産地との絆をテーマに三國清三シェフらの華やかな料理が並びました。東京味わいフェスタなど大型の食フェスも街の風物詩に。丸の内シェフズクラブプロデュースのランチイベントやOLたちの美食会は長蛇の列。
2020
約900店を超える丸の内商店会と連携し、「美味しくたべること」を大前提に、健康な食のありかたや生産者との関係を追求し続け、様々なイベントやメニュー開発を続けています。「おいしい健康」の追求は、食の一大消費地としての私たちの責務でもあります。