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「丸の内シェフズクラブ」第2期メンバー発表!EAT&LEADトークサロン 第8回 開催レポート後半

2月6日(火)に開催された、第8回「EAT&LEADトークサロン-食べることから学ぶ、生きる力-」。その冒頭で、行われたのが「丸の内シェフズクラブ」の第2期メンバーのお披露目でした。

この日、会場に集まったのは、第2期メンバー10名のうち8名。イベント前半「EAT&LEADトークサロン」のパネルトークに登壇した、薬師神陸シェフ、奥野義幸シェフも、この春から丸の内シェフズクラブメンバーに仲間入りです。
>>イベント前半の記事はこちら

丸の内シェフズクラブが発足したのは、2009 年のこと。会長をつとめる服部幸應先生(学校法人服部学園理事長・服部栄養専門学校校長)を筆頭に、丸の内エリアを中心に店を構えるシェフたちが「都市と食」の社会課題の一助となるべく活動を行ってきました。そんな丸の内シェフズクラブは2024年、15周年の機に第2期メンバーを迎えて新たにスタートを切ります。
>>「丸の内シェフズクラブ」について、詳しくはこちら

第2期メンバーのお披露目の様子とともに、丸の内シェフズクラブメンバーも参加した第8回「EAT&LEADトークサロン」のイベント後半“手巻き寿司”交流会の様子をご紹介します。

丸の内シェフズクラブ 第2期メンバーのお披露目

第8回「EAT&LEADトークサロン」の幕開けすぐに行われたのが「丸の内シェフズクラブ」第2期メンバーの紹介です。おひとりずつ名前が読み上げられ、前に整列いただいたところでお披露目と相成りました。

丸の内シェフズクラブ 第2期メンバー(全10名)

  • PIZZELIA GTALIA DA FILIPPO オーナーシェフ 岩澤正和さん
  • byebyeblues TOKYO シェフ 永島義国さん
  • BRIANZA TOKYO オーナーシェフ 奥野義幸さん
  • FARO シェフパティシエ  加藤峰子さん
  • The SG Club ファウンダー/バーテンダー 後閑信吾さん
  • 招福樓 若主人 中村嘉宏さん
  • SALONE GROUP 統括料理長 樋口敬洋さん
  • 御料理ほりうち 店主 堀内さやかさん
  • unis エグゼクティブシェフ 薬師神陸さん
  • No Code シェフ+  米澤文雄さん

※当日欠席は、永島義国さん、樋口敬洋さん

その後、EAT&LEADプロデューサー・井上友美がご挨拶するとともに、第2期メンバーと活動を共にするにあたっての重点テーマを発表しました。

活動における重点テーマ

  • 都市と地域の協働
  • 食文化の継承
  • シェフの可能性

「第2期メンバーの方々とは、料理の価値をいかに高めていくか、社会の課題感をどのように捉え、個ではなく面のチームとして共創していくために必要なことなど、いろいろと対話させていただきました。料理にとどまらず、様々な社会活動もされていらっしゃる皆さまですので、ここ丸の内と食の現場、地域を結んでいきながら、チーム一丸となって新たなチャレンジを推進してまいりたいと考えております」(井上)

続いて、丸の内シェフズクラブの会長・服部幸應先生から届いたメッセージが紹介されました。

「今の飲食業界のテーマは、料理人はもとより、食従事者の方々の地位向上だと思っております。そのためには、料理人自身とそれを導く立場の方々も合わせて教育が必要です。丸の内シェフズクラブのメンバーの皆さんは、食業界に目的意識を持って入ってきた方々だと思いますので、現状を俯瞰して見つめ、価値創造ができる人材を育て、未来につながるような働き方を見出してほしいと思います。また、コロナ禍の影響を受けながらも思考錯誤を続け、今の時代を最前線で活躍されている皆さんのご経験を活かしながら、料理をつくる、提供するといった本業をベースに、積極的かつ本質的な社会活動につなげていただければと期待しています」(服部幸應先生)

最後にご登壇されたのは、特別ゲスト・福井県 副知事の中村保博さん。昨秋、丸の内シェフズクラブ 第2期メンバー、薬師神陸さん、奥野義幸さん、岩澤正和さんの3名と〈食のFIELD WORK in 福井〉で訪れたご縁に加え、本日をもって福井県・エコッエリア協会・三菱地所の3者で連携協定が結ばれるということもあり、福井より足をお運びくださいました。

「福井県は、豊かな食材の宝庫です。ただ、小さな県のため生産量が少なく、出荷先は近隣の関西止まり、関東まではあまり届いていないのではないでしょうか。しかし、この3月16日に北陸新幹線が開通し、東京から福井まで乗り継ぎなしで3時間以内に移動できるようになります。シェフの皆さまはもちろん、多くの方においしいものを求めて福井へお越しいただけたら嬉しく思います。さて、先ほど『シェフの可能性』というお話がありましたが、我々も生産地や生産者の可能性を拡大させるチャレンジをしていきたいと考えています。これからは丸の内シェフズクラブの皆さまとも連携しながら、福井のおいしさを体感していただけるような活動をご一緒させていただければ幸いです」(中村副知事)

イベント後半「手巻き寿司」交流会

丸の内シェフズクラブ 第2期メンバーお披露目が終わり、EAT&LEADトークサロンのパネルトークを経て、イベントは後半へ突入。「手巻き寿司」交流会が始まりました。

手前が飯尾さん。皆さんが首から下げているのは海苔。その袋には氏名が記載され、名札代わりの役目も果たしました

福井県産「いちほまれ」と飯尾醸造のお酢を使用したシャリと福岡県・柳川産の海苔を用意してくれたのは、「江戸前シャリ研究所」の所長もつとめる飯尾醸造の飯尾彰浩さんです。

「柳川の海苔は、食感、香りがいつもと少し違うと思います。最初は海苔にすし酢だけを巻いて召し上がってみてください。その後は好きな具材をお楽しみいただけたらと思いますが、1つ注意があります。海苔にはツルツルしたA面とザラザラとしたB面がありますが、酢飯はザラザラしたB面にのせるようにしてください。今日使っているお酢は『富士手巻きすし酢』で、塩だけで味付けしたすし酢です。お米本来の味わい、甘みを感じていただけると思います」(飯尾さん)

巻き寿司の具材を手がけたのは、丸の内シェフズクラブ 第2期メンバー。福井県の食材を取り入れながら、それぞれが創意に満ちた具材をつくってくれました。

丸の内シェフズクラブ メンバーがつくった具材

  • 福地鶏のたまご天然醸造蔵醤油漬け[by 岩澤正和さん]
  • 若狭牛の自家製プレザオラと和風マヨネーズのタルタル [by 奥野義幸さん]
  • 甘鯛(若狭ぐじ)の木の芽寿司 [by 中村嘉宏さん]
  • すみや蓮根のサラダ[by 堀内さやかさん]
  • 越前がれいの焼き霜カルパッチョ[by 薬師神陸さん]
  • ふくい甘えびの軽い燻製[by 薬師神陸さん]
  • ふくいサーモンとチポトレマヨネーズ[by 米澤文雄さん]
  • 福井産生姜のがり[by 加藤峰子さん]
  • 福井のうめジャム[by 加藤峰子さん]

テーブルを囲み、会話も大いに弾んだ「手巻き寿司」交流会は、大盛況のまま終了に。
EAT&LEADトークサロンのファシリテーターであり、丸の内シェフズクラブ 第2期メンバーの一員となった薬師神シェフがコメントをし、本日のイベントは閉幕となりました。

「EAT&LEADトークサロンは、いつもパネルトークの後にワークショップを行っています。本日は丸の内シェフズクラブ 第2期メンバーのお披露目もあり、後半は『手巻き寿司』になりましたが、ものすごく楽しかったですね。これから毎回、手巻き寿司をやりたいくらい(笑)。トークサロンもシェフズクラブも、人との出会いがあり、密な交流が生まれる場。丸の内から、また新たな食の価値を発信していけたらと思います」(薬師神さん)

撮影/大島 彩

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