「ロングテーブル “絆 KIZUNA”」で繋がる食の時間

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〜日本列島を結ぶ、奇跡の饗宴〜
<食育丸の内シェフズクラブ10周年特別企画!>

 

「丸の内シェズクラブ」発足から10周年を記念して開催された「ロングテーブル “絆KIZUNA”」の様子をレポートします。

-シェフたちとの旅が結実した日

2018年11月8日。丸の内を南北に貫く交通の軸である丸の内仲通り。
車両が行き交う車道に、この日だけは特別に、素敵に演出された真っ白なロングテーブルが出現!足早に行き交う人びとが思わず足を止めます。
本イベント「ロングテーブル “絆 KIZUNA”」は、丸の内・仲通りを舞台に行われた二重橋スクエアオープン記念イベント「WHITE WIGHT NAKADORI」開催期間に合わせ行われました。
このロングテーブルは日本列島をイメージし、トップシェフたちと食を通じて繋がったご縁ある産地や人々とこれを機会に「日本の素晴らしい食文化を発信したい!」という想いもこの企画に込め「丸の内でロングテーブルをやりたい!」というミクニマルノウチの三國シェフの一言から始まり、丸の内仲通りの真ん中にて、地権者や行政の理解のもと、取り組みに多くの共感を得てついに実現に至ったのです。沿道の様々な関係者の協力を得て実施されたこの取り組みは、
エリア全体の賑わいを作り出す事例として画期的なもので、多くのまちづくり関係者からも称賛を受けるモデルケースとなるイベントになったと言えるでしょう。

食育丸の内「丸の内シェフズクラブ」では、26名のシェフが名を連ねます。
この10年間、料理界の精鋭シェフ26人と共に、地域活性や、食材探しを目的に北は北海道、南は沖縄まで日本全国の産地を訪ねてきました。(※食育丸の内がこれまでの10年で開催したイベント総数は、231回。イベント参加者は50万人を突破。/2008年〜2018年9月)。
現地の食材を使ったオリジナルメニューを丸の内で楽しめる「旬のシェフズランチ」や、2011年には東日本大震災を機に復興支援として「Rebirth 東北フードプロジェクト」が始動。東北のシェフらと連携し、地元食材を使ったメニュー、石巻・気仙沼の食材で作る缶詰「はらくっついTOHOKU」の開発など、東北の食ブランドの再生を推進してきました。缶詰は現在6商品誕生し、累計約10万個 (2018年6月現在)を販売。現地での雇用を生み出し、首都圏では災害時の備蓄食糧として活用されました。
シェフと産地の方々にとって思い出深い取り組みや訪問は、その後も食材を介した関係として現在へ続いています。


いよいよ、秋晴れの気持ち良い気候のなか、料理を心待ちにする人々が真っ白なテーブルクロスがかけられたロングテーブルにつきました。全員でグラスを傾け乾杯!ランチがスタートです。

-ここにしかないコラボレーションメニュー

お待ちかねのお料理は、長さ約25メートルにもなるロングテーブルを日本列島に見立て「丸の内シェフズクラブ」の代表シェフたち4名が、育んで来た「絆」を、1日限りのコラボレーションメニューで表現し、多くの方々に味わって頂くスペシャルな内容です。またシェフと地域がタッグを組んだメニューの数々はキッチンカーやマルシェブースで提供されました。



「ミクニ マルノウチ」三國清三シェフ×北海道羅臼・東京

三國シェフはビーガン料理を作ります。タッグを組むのは特別ゲストである和ビーガン料理人・本道佳子シェフ。
前菜「三國スタイル マッシュルームと羅臼昆布のスープ」
メイン「白インゲン豆と羅臼昆布の煮込み 江戸東京伝統野菜・大蔵大根と知床羅臼昆布塩添え」
デザート「アーモンドミルクプディングと東京フルーツ」



「イル ギオットーネ」笹島保弘シェフ×福井・宮城

笹島シェフの故郷でもある福井県と復興支援で度々訪れた、宮城県の食材を使います。
前菜「福井県の九頭竜まいたけの炭」
メイン「宮城県石巻銀鮭とふくいサーモンのパスタ 黄柚子の香りで」
デザート「エスプレッソのパンナコッタとフルーツ」



「アンティカ オステリア デルポンテ」ステファノ・ダル・モーロシェフ×山梨甲州

ステファノシェフは食育丸の内の活動の中で、最初に訪れた地、山梨県・甲州地方の贅沢な山の幸を使います。
活動の中で、2012年には現地山梨のシェフたちが集う「山梨シェフズクラブ」も誕生しました。ロングテーブルには、山梨県関係者のお顔も見えます。
前菜「甲州サーモンコンフィ 黒にんにく」
メイン「甲州ワインビーフ “ホホ肉”のブラザート」
デザート「ティラミス」



「サンス エ サヴール」鴨田猛シェフ×北海道江別・三重

鴨田シェフは北海道・江別と、取材でも訪れた三重県の食材を使います。
日本の小麦自給率はわずか10数パーセント。北海道産の小麦「キタホナミ」を使って焼き上げたクランブルクッキーは希少。「日本の小麦のおいしさを知ってほしい」と話してくれた、鴨田シェフ。
前菜「地中海産ヒヨコ豆と落花生のオーモス 海の幸とトマトのマリネ アプリコットのペースト」
メイン「三重県の三重ジビエ鹿ロース肉のロティ ポワブラードソース 栗かぼちゃのクリーム グリオットチェリー」
デザート「江別産ヨーグルトと蜂蜜のエスプーマ クランブルクッキー サングリアと季節果実のゼリー」

-これからの10年を見据えたシェフたちの想い

次々に運ばれてくる料理を、テーブルを共にする人にシェアしながら和やかに食事が進むなか、これからの「食育丸の内」について語られたシェフの想いは以下の通り。

笹島シェフ「復興支援の活動は私にとってかけがえのない体験でした。地域のシェフとの出会いや継続する大切さ。一生忘れられないプロジェクトです」
鴨田シェフ「子ども向けの食育プロジェクトも、働くママの多い丸の内だからこそ続けていきたい」
ステファノシェフ「多くの場所、多くの生産地に訪れることは料理を作る上でも大変刺激になるんです」
三國シェフ「ビーガン料理、ハラル料理など多様性に呼応していかなければならない時代です。東京、そして日本の中心である丸の内から、食の可能性を全国に問いかけていきたい」

また各地方から東京に足を運んでくれた生産者さん、羅臼天然昆布会長の井田一昭さん。いつも丸の内まで赴き、羅臼昆布の魅力を伝えてくれています。「三國さんの腕にかかればさらに美味しくなる!」と嬉しそうに感想を述べました。

当日は、クリスマスイルミネーションの点灯式も行われ、丸の内一帯が北欧をテーマにしたクリスマスの装いとなりました。
夕方から立ち並んだキッチンカーでは、各レストランがとっておきのお料理を用意し、ロングテーブルでゆったりと楽しめるイベントが続きました。


左)mikuni MARUNOUCHI「東京都/北海道羅臼町 白インゲン豆と羅臼昆布の煮込み 江戸東京伝統野菜・大蔵大根と知床羅臼昆布塩添え」
右)アンティカ オステリアデルポンテ「甲州ワイン牛のホホ肉ラグーソースのショートパスタ」


左)イル ギオットーネ「石巻銀鮭と福井サーモンのリゾット柚子風味」
右)Sens & Saveurs「町村農場ヨーグルトと田中養蜂場蜂蜜のエスプーマ サングリアと季節果実のゼリー」


左)CHINESE 青菜(チンツァイ)「汁なし和え担々麺」
右)銀座寿司幸本店「甲斐サーモンのおにぎり 甲州小梅添え」

日本全国の産地とシェフが出会い、関係を育んできたからこそ実現した今回のイベント。食育の輪が、丸の内から全国、全国から丸の内へと拡がっては繋がり、大きな絆が生まれています。この先の新たな10年に向けて、ますます期待が高まる一日となりました。

「丸の内シェフズクラブとは?」
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