お野菜を食べて学ぶ 親子で食育ランチ!
今回のテーマは「お野菜を食べて学ぶ 親子で食育ランチ!」。主役は、東京近郊でとれたこだわり野菜たち。農家の方々も駆けつけ、会場の一角には珍しい野菜がずらりとお目見え。お子様連れの参加者も「これ何?」「初めて見る野菜!」と興味津々でした。
乾杯の音頭をとったのは、オーナーシェフの渡邉明氏。実はグラスに入っていたのは、ほのぼの芦田農園の芦田さんが育てたサニーショコラという糖度の高いとうもろこしのジュース。会場のあちこちから、「甘〜い!」という歓声が。
そこへ、各農家で丹精込めて作られた彩り野菜の饗宴「農園バーニャカウダ」が登場。生では食べにくい野菜も、AWkitchen名物のバーニャカウダソースと合わせると絶妙なハーモニーです。
前菜は、「いつも家族で笑いながら畑仕事をしている」といういわと農園の岩戸さん一家自慢のトマトを使った甘酸っぱいガスパチョ風味の一品。さらに、芦田さんが堆肥にこだわって育てた千両茄子&オクラを使ったサルシッチャのもちもちパスタが登場。「普段食べている野菜と力強さが全然違う!」と参加者も驚きを隠せません。
近郊の農家に自ら足繁く通っているという渡辺シェフは、料理が出る度に生産者の方々を紹介しながら、各食材についてとても分りやすく解説。丸の内シェフズクラブ会長の服部幸應氏も、イタリアのスローフード運動を例に、日本の食料自給を上げるための方策を明快に解説してくださいました。
お待ちかねのメインディッシュには、ハーブのスペシャリストであるニイクラファームの新倉さんが育てたレモングラス&レモンバーベナを用いた薫り高いハーブスモークが登場。そしてラストは、各農家の野菜&ハーブのマリアージュが楽しめるデザート。まさに野菜の魅力を再発見できる絶好の食育ランチとなり、参加者からも「作り手のこだわりが伝わってきて、野菜のうまみをより深く実感できた」と大好評でした!
スターターは【芦田さんのサニーショコラのとうもろこしジュース】。 甘くみずみずしい品種ならではの味わいは絶品。
つるむらさき、姫人参、ヤーコン、スイスチャード、アカマルオクラなどなど、3農家自慢の旬の野菜たちが集結した【農園バーニャカウダ】。
前菜の【トマトのファルシ グリーントマトのガスパチョソース】には、岩戸さん親子が太陽の下で育てたトマトは弾けるような力強い食感。
子供用の前菜【岩戸さんのえびすかぼちゃのスープ】には岩戸さん 親子が育てたカロテン豊富なほくほくのかぼちゃを使用。
【千両茄子とオクラ、サルシッチャのクリームソース ピチ】は、芦田さんが土にこだわって作った野菜ともちもちしたパスタの食感が見事にマッチ。
メインディッシュの【大山地鶏の胸肉のハーブスモーク】。新倉さんの多彩なハーブの中から渡邉シェフが柑橘系の香りをアクセントに仕上げました。
お野菜のデザートは3農家の傑作【岩戸さんのかぼちゃプリンと芦田さんのサニーショコラのアイス 新倉さんのミントを添えて】。プリンには甘いほっこりかぼちゃを使用。(子供用はミント抜き)
親子3人でいつも笑顔を絶やさず、安心・安全な作物のために土作りにこだわった野菜作りをモットーにしています。
〒300-1615 茨城県北相馬郡利根町中谷 269
できる限り農薬を使わず、野菜本来のうまみや香りを追求しながら、多彩な品種の野菜を年間100種も育てています。
〒270-1422 千葉県白井市復 1264
腐植土5%以上で有機堆肥の基礎体力のある豊かな土壌で、各種のハーブを育成するハーブのスペシャリスト。
〒188-0012 東京都西東京市南町 6-2-14
日本の食料自給率は41%ですが、他国に比べてそれを自覚していない人がほとんど。そういうことを教えてこなかった日本の教育に問題があるんです。ワースト3は東京1.2%、大阪2%、神奈川3%で、トップは北海道の195%。自分の住んでいる所の自給率はぜひ知っておきましょう。今、食料自給率を毎年1%ずつ上げて10年後には50%にしようと「フード・アクション・ニッポン」という運動を推進しているのですが、これからは他国の食材ではなく、自分の住む地域で採れた食材を買うように努めてください。そうすれば地域の農家の方も頑張って、安心・安全な食材をたくさん作ってくれます。イタリアのスローフード運動も、そうした働きかけによって成功したのです。
「日本の畑伝道師」として、これからも農家さんの熱い想いをお客様に直接伝えていきたい。同時にお客様の「おいしい!」 という声と笑顔を直接農家さんに伝えたい。 そういった、農家さんとお客様をつなぐ場面をこれからも 作っていきます。