丸の内シェフズクラブから誕生する初のレシピ本 好評発売中!
本来、和食で言われる「一汁三菜」はバランスよく旬のものを食べる、世界でも珍しい日本の食事スタイルです。時間のない現代人へ、せめて「一汁一菜」ひとつの汁ものと、ひとつのおかずだけでも楽しみながらおいしく食べて欲しい、今回はシェフたちがそんな想いを胸に取り組みました。コツを掴めば家の台所で気軽に作れるものばかり。普段使いに重宝する「いつものレシピ」、身体や心を癒すことを意識した「ホッとするレシピ」、おもてなしにも使える「こだわりのレシピ」、と3章に分けて構成されて、料理ごとにシェフの想いが語られています。
本書に収録されているコラムは一汁一菜に欠かせない昆布の産地、北海道・羅臼と、つややかでおいしい米を作る福井県を訪ねる産地の様子や、服部幸應先生による「うま味」と「一汁一菜」の話、阿川佐和子さんと三國シェフの対談など、さまざまな角度で「汁ものとおかず」を捉えています。世の中に「レシピ本」は溢れていますが、食の現場と体験を重ねてきた一流のシェフたちだからこそ提案できる味を、家庭で再現できるレシピにまとめました。いつもかたわらに置いておきたい、そんな一冊です。
シェフがそれぞれ一汁を1品、一菜を1品紹介します。料理は毎日して欲しい、そんなシェフたちの考えに基づき品数を増やすのではなく栄養や食材が詰まったスープと、シンプルで手軽なメニューが揃います。
アーユルヴェーダに基づいた食材選びを教えてくれるのは「ラージ」のマルホトラさん。修行時代の思い出の一品を紹介してくれるのはサロン・ド・カッパの田口シェフ。レシピごとにストーリーがあり、読んでいるだけで楽しめます。
忙しい毎日でも無理なく作れるレシピを集めた1章は「いつもの一汁一菜」。身体や心を癒してくれるレシピを集めた2章には「ホッとする一汁一菜」。時間をかけて作れる日には3章の「こだわりの一汁一菜」と3つに分けてご紹介しています。
こんな風にしたら手順がらくになるよ、と肩の力を抜きながら作れるようにシェフたちから具体的なワンポイントアドバイスを集めました。痒いところに手が届く、お役立ちアドバイスをご参照ください!
本書の特徴のひとつに産地取材コラムがあります。食育丸の内の活動でシェフとともに訪れた産地は数知れず。地元ならではの食材や産物との出会いで生まれたレシピもたくさんあります。また表紙を飾る食材は、プロジェクトで関わる福井県、北海道・江別市、羅臼、山梨県などから届いた食材です。
うま味とうま味の掛け算がおいしさの相乗効果を生むだけでなく「ヘルシー」になる理由とは?服部流の家ごはんの基本を語ってくれました。
深いうま味を感じられる羅臼昆布は一汁に欠かせない、出汁として大切な存在。福井県のコシヒカリは、豪雪地帯で育つ逞しいお米。二つの生産者さんのお話が収録されています。
日々の食卓だからこそ、飽きずに楽しく食べたいもの。料理は味だけではなく、盛る器やしつらえも、料理のうちなのです。今回はBEAMSさんにご協力をいただき、ふさわしい器選びを教えてもらいました。
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