横浜開港150周年記念「日本の野菜で涼をとる」トゥーランドット游仙境 横浜店
第一弾を飾ったのは、体に優しい中国料理を標榜する「トゥーランドット游仙境」のオーナーシェフ 脇屋友詞氏と、名料亭「つきぢ田村」三代目の田村隆氏。
一夜限りの饗宴に駆けつけた約160名の参加者の中には、あのフレンチの鉄人・坂井宏行氏の姿も。料理の食材には、群馬県甘楽町で180種もの野菜を有機栽培している「太陽と雨」の美味しい夏野菜を厳選。それらが美しくディスプレイされたステージで繰り広げられる、脇屋氏と田村氏のかけあい漫才のように軽妙なトークに、会場はしばしば爆笑の渦に。
双方の味が9種ずつ並んだ前菜の「ゆうじとたかしの18種」をはじめ、料理はどれも夏野菜の滋養効果をベースに、中華と和の魅力を見事に融和させた大胆かつ繊細な仕立て。削り節のだし&金華ハムベースの上湯スープ「鱧deマリアージュ…」は、脇屋氏いわく「どちらの風味も負けていません」。
氷のドームと木槌が運ばれてくると、脇屋氏&田村氏が粋な浴衣姿で登場。運を開くという木槌を手に、2人の音頭で氷を一斉に割って暑気払い。中から出てきたのは、冷酒入りの枡。さらにその下には、活きのいい鱸と車海老のお造りが。「ますます繁盛!」と枡を掲げる2人と共に、景気よく乾杯!
続々と運ばれてくる独創的なコラボメニューは、ネーミングも愛嬌たっぷり。鮎の煎り焼きは「骨まで愛して!!」。ぐつぐつ煮立ったまま円卓に運ばれる土鍋は「アッツっ!!」。会場からは「どのメニューも驚きの連続」「中華と和と野菜のハーモニーが見事!」と驚嘆の声が。
最後に、美味しい夏野菜を提供してくれた「太陽と雨」主宰の奥田典子氏が、野菜作り賭ける思いを込めてご挨拶。自然の滋味が凝縮された野菜の力を、2大シェフの機知と才気で存分に堪能できた今回の企画に、「次回もぜひ参加したい!」と絶賛の声が寄せられました。
【ゆうじとたかしの18種】は、トゥーランドットの定番前菜に、熱を取る茄子や毒素を消すズッキーニなどの夏野菜をあしらったつきぢ田村の串打ち前菜が花を添えます
【鱧deマリアージュ…】は粉皮で包まれた鱧と金華ハムの周りに、金華ハムベースの上湯×削り節のだしがとろり。ほんのり柚子の香りが効いています
氷のドームを木槌で割ると、中には花丸胡瓜で覆われた冷酒入りの升と、その下に【鱸と海老のあらい】が出現。特製豆板醤には秋田産そら豆を使用
骨まで軟らかな旬の鮎の煎り焼き【骨まで愛して!!】。特製タレには、新陳代謝を高める万願寺唐辛子や健胃整腸にいいオクラなどが隠し味に
赤栗かぼちゃや松の実入りの蓮根まんじゅうと、クワイや干し貝柱入りの優しい味の肉団子をフカヒレあんでいただく【アッツ熱っ!!】
しめは、血行を促進する茗荷や消化にいい青紫蘇などの千切り野菜と焼き豆腐をお茶漬けのようにいただく【冷やしる夏野菜】
デザートはトゥーランドット名物の杏仁に、つきぢ田村自慢の大納言の冷や汁粉をずんだ白玉と共に賞味する【トロトロ杏仁 シャキシャキあずき】
有機肥料と無農薬・減農薬で年間に約180種の野菜を育てている。旬の10品目を産地から直送してくれる「太陽と雨のとれたて便」もおすすめ
〒370-2201 群馬県甘楽郡甘楽町上野324-1
☎090-4926-9904
【茄子】 血液循環を促し、熱を取り除く。
【ズッキーニ】 毒素を取り除き、高血圧に効く。
【人参・紅蘿蔔(べにすずしろ)】 脾臓・腸を整える。熱を下げ、毒素に反応して便通を促す。
【万願寺唐辛子】 脾臓・胃を温める。消化を助け、新陳代謝を高める。
【打木赤栗かぼちゃ】 消化や吸収を助け、食欲を増進させる。
【茗荷】 食欲を増進させ、血流を促す。
【青紫蘇】 消化を助け、胃の働きを助ける。
【オクラ】 健胃作用があり、便秘・下痢に効く。