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【これからの食を考える 7つの質問】ビキニアスリート 安井友梨さんが 外出自粛時に考えたこと

(PROFILE)安井友梨さん

1984年愛知県生まれ。丸の内の外資系金融機関でOLとして働きながら、ビキニアスリートとしても活躍。痩せるために30歳から始めたジム通いから鍛える楽しさを知り、「JBBFオールジャパンフィットネスビキニ選手権大会2016年」に出場し、優勝。以来5連覇を達成しているほか、「IFBB世界フィットネス選手権日本代表」に選ばれ「2019年アジアビキニフィットネス選手権」総合優勝など好成績を収めている。

(1) 外出自粛時に、なにか新しい習慣は生まれましたか?

外出自粛前はジムに行けなかったので、トレーニングは自宅で。また、食事は外食をよくしていましたが、テイクアウトやお取り寄せしたものを家で食べるようになりました。

(2) 改めて感じた、自分にとって大切なものはありますか?

体を動かすことの大切さ。自粛期間が始まって最初の1週間くらいは、何も運動をせず自宅にこもりきりになっていました。そうすると、体中が浮腫んだり、寝つきが悪くなったり、また、疲れやすくなり、頭も冴えない。少しずつ家で体を動かすようになったら、汗をかき血流が良くなり、ご飯がおいしく感じ、熟睡できるようになりました。そして何より、前向きに物事に取り組める。

(3) 自宅での暮らしを楽しむアイデアを教えてください。

家の中で体を動かす方法は無限大にあると発見。自粛期間中は、100日連続で毎日1個、トレーニング動画を紹介するようになりました。57万回再生された動画もあり、ほんの30秒のトレーニングでも、毎日の暮らしを豊かにし、ポジティブな気持ちを生むことができると実感しています。

(4) この2か月の間で記憶に残っている食体験を教えてください。

外出自粛によって活動量が減ってしまったため、すごく太ってしまいました。おはぎが大好物なのですが、白砂糖を使わず、麹や甘酒を使った“ストイックおはぎ”に変更。体の調子が良くなったんです。また、全国各地には、健康的なギルティーフリーおはぎがたくさんあると知りました。お取り寄せしたおはぎは、インスタグラムで紹介しています。

(5) AFTER/WITHコロナ時代の食にとって重要なキーワードはなんだと思いますか?

「生産者さんと共に」。全国各地には野菜や果物、穀物など、日本が誇れるすばらしい食物がたくさんあります。真心のこもったひとつひとつの食べ物を大切にすることはとても有意義で、からだにも、お財布にも優しい。そんな生産者の方々を少しでも応援したいと、全国各地の農園などから野菜や果物、お肉や卵などのお取り寄せをしました。全国の生産者の方々と消費者の方々がもっと身近に繋がっていければ、より良い食環境が生まれると確信しています。

(6) コロナ禍の中であなたの価値観や人生観など、変わったことはありますか?

当たり前の日常が、決して当たり前ではなくなったんだなと感じます。誰もが経験したことのないほどの厳しい毎日を過ごしている。しかし、深く沈み込んだからこそ、ずっと高く飛び上がることができると思います。“大切な人”を想い、想われ、力強く一歩ずつ前へ。一日一歩だけでも進み続ければ、今まで想像もできなかったほどの、幸せな未来が待っています。みんなで心をひとつにして一緒に乗り越えていくことで、きっと前に進めると思っています。

(7) より良い社会にしていくために私たちが教訓とすべきことはなんでしょうか?

「小さなゴールテープを毎日切り続ける」ことを心に決めました。そのゴールテープを切ることは、決して難しいチャレンジではなく、自分の歩幅で、昨日の自分より、前に“一日一歩”進み続けることです。それは、半歩でも、2歩でもなく、自分の歩幅で一歩。毎日一歩を進み続けるという継続こそが何よりも大切で、無理をしたり欲張ることは継続を困難なものにし、後退につながります。何か特別なことはしていない。「毎日、昨日の自分より、ほんの一歩だけ前に進もう」、私はそう心に決めました。

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<他にも、こんな方々に聞きました>

「ミクニマルノウチ」オーナーシェフ
https://shokumaru.jp/7q-03/

株式会社スマイルズ代表 遠山正道さん
https://shokumaru.jp/7q-06/

「o/sio」オーナーシェフ 鳥羽周作さん
https://shokumaru.jp/7q-05/

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