WELCOME KIDS in MARUNOUCHI「フレンチシェフのパティシエレッスン!」
一流シェフとの触れ合いと、
自分で作ることの大切さ
常温の卵と牛乳を使うといったクレープ生地作りのポイントや、生地に入れたバターが浮いてきたら生地をひっくり返すといった焼きあがりの見分け方など、美味しく作るコツを鴨田シェフに教えてもらった子供たち。鴨田シェフに手をとってもらい、苦労しながらも一生懸命作っていました。子供たちの盛り付けは鴨田シェフも驚くほど独創的で、それぞれの個性が溢れていました。自分たちで作ったクレープは一層美味しいようで、皆、笑顔でペロリと食べていました。
子供たちの感性を豊かにするメニューを、
マナーを学びながらいただく
初日のテーブルマナーレッスンは、膝にひくナプキンの使い方からはじまり、食べ終わった時のナイフ・フォークの置き方など、大人でも知っているようで知らなかった内容に親御さんからも「参加してよかった!」との声があがっていました。また、テーブルマナーを学びながらスープとメインメニューの本格フレンチランチをいただくのが子供たちのお楽しみ。料理には、鴨田シェフが日頃から大切にしている五味(酸味、塩味、苦味、甘味、うま味)が盛り込まれ、温度差や食感の違いまで考えられた「豚肉のロースト」は、子供たちのための特別メニュー。食べることで、様々な味や温度、食感、香り、色を感じることに意識を向けることから、子供たちの感性は刺激され、豊かな感情が生み出されるための大切な味覚のレッスンに繋がるのです。均一的になりがちな日々の食事ですが、日頃からこのようなことにも意識を向けてみたいものですね。
蜂蜜を通して、
食材が作られる現場を知る
そして、2日目の養蜂場見学。なんとその場所はオフィスビルの屋上!新丸ビルの隣、東京駅前にある「日本工業倶楽部会館」の屋上で採れた蜂蜜を、「丸の内ハニープロジェクト」の協力のもと実施されました。ミツバチは、花粉や蜜を集める際に周辺の植物の受粉を助ける働きが知られていて、都心の緑化推進、野鳥や昆虫が増えることによる都市の生態系改善に重要な役割を担っています。これもまちづくりの一環として大切な活動なんですね。
養蜂場では、採れたての蜂蜜を実食。ミツバチの巣箱を見たり、蜂蜜の集め方の説明を受けるなど、普段目にすることのない養蜂の世界を学びました。子供たちは、とれたてのひと味違う蜂蜜や、都会で蜂蜜が作られていることに驚いていました。
「食べる」までの食材が作られる現場を体感し、シェフとの触れ合いの中で自分で料理することの楽しみや大変さを体感するなど、食を通じて様々な体験ができた「食」のプログラム。生きる上での基本である「食育」の大切さを改めて感じられる2日間でした。