イル ギオットーネ × 四川豆花飯荘 子ども向け料理教室
猛暑日が続く都心・丸の内のイタリアンレストラン「イル ギオットーネ」に子ども達が大集合。今回は、イタリアンと中華のコラボレーションということで、子ども達にも馴染み深いピッツァと餃子を作ります。今回は両方作るので、ちょっと大変かもしれませんが、本格的にシェフに習う滅多にない機会。子ども達もお母さん達も期待に胸をふくらませています。さっそく二つの班に分かれて、クッキング開始です。
笹島シェフの見事な手さばき。あっという間にピッツァが完成します
ピッツァ組を覗いてみると、まずは笹島シェフがお手本を作っています。その手さばきの鮮やかなこと。魔法のようにピッツァを作りあげていく笹島シェフに、子ども達は食い入るように見入っています。「今日作るピッツァはイタリアの食べ物で、生地が薄くて具が少ないのが特徴です。ピザとは生地の味も違うからその違いをちゃんと覚えて帰ってくださいね」と笹島シェフは説明します。
弾力のあるピッツァ生地は
「モチモチしていて気持ちいい」と喜ぶ子ども達す
さて、次は子ども達の番。まずは生地を伸ばす作業からはじめます。モチモチとした弾力の強いピッツァの生地。みんな初めて触るので、ちょっと手こずっている様子です。そういえば、ピッツァ生地って大人でも触る機会はないので、これも貴重な経験ですね。やっとの思いで一人分の大きさに伸ばし、焼いたときに膨らみ過ぎないよう生地にフォークで穴をあけて、生地づくりは終了です。
「次は楽しいトッピング作業。ピッツァの具はピザと違いシンプルをモットーとしますので、今回はトマトソースに、モッツァレラチーズ、パルメザンチーズ、きのこのソテーにバジルです。
子どもたちが思い思いにトッピングしていく中、ひとりきのこを全く乗せない子がいたので「どうしたの?」と聞くと「きのこが嫌い」とのこと。その声を聞いた笹島シェフが「そうか、嫌いだったしょうがないね」と言って生ハムを急きょ用意してくれるではありませんか。笹島シェフの心遣いに、きのこが苦手と言った子も、生ハムと一緒にちょこっときのこを乗せていました。こうやって、嫌いな物を克服していくきっかけを作ってあげるのも食育の大事な役目なんですね。
みんな思い思いの具を乗せてピッツァづくりは終了です。焼きの作業はお店の人にお任せして、次は餃子づくりにチャレンジです。
チーズたっぷりの子、トマトソースたっぷりの子トッピングにも個性が表れます
続いては餃子づくりです。今回は本格的に皮の成形からトライします。まずは、用意された生地を棒状に伸ばして、同じ大きさに切り分けていきます。みんな初めて木べらを使うそうですが、上手に作業を進めていきます。
餃子の皮づくりに一生懸命の子ども達。どの子も真剣です
カットした生地を丸めて、ここからが難関の生地を伸ばす作業。麺棒を使って均一に伸ばしていくのですが、楕円形になったり、手のひらよりも大きくなったり、心なしかハートの形に見えたり、個性あふれる餃子の皮がたくさん出来上がっていきます。一体どんな餃子になるのか、見ている方も楽しみです。
まずは、遠藤シェフがお手本を見せます。遠藤シェフは、なんと1個5秒で包めるとか! 手際よく包むシェフの手元を見ながら、子ども達もチャレンジです。普段お家で使っている薄い皮と違って、厚みがあって弾力のある皮は、いつもと勝手が違い何だか難しそう。遠藤シェフもマンツーマンで丁寧に教えます。
「ちゃんと上手に包めるかな?」遠藤シェフがマンツーマンで丁寧に包み方を教えます
しばらくすると、大きな餃子から親指ほどのミニ餃子まで、いろんな形の餃子たちがテーブルいっぱいにどんどん出来上がっていきます。几帳面に大きさを揃えている子、ヒダをきっちり作っている子、出来上がった餃子を見ていくと、その子の個性がにじみ出ています。これもみんなでお料理を作っていく楽しさでもありますよね。
みんな夢中で包んでいたので、気が付けば、たくさんの餃子が出来上がってしまいました。焼くのはお店の方にお任せして、今日の作業は終了です。