教えてモモさん番外編 “教えて酒見先生”その1

今更聞けない「食とからだ」に関する質問。日常的な習慣や、季節ごとの悩み、妊娠に備えてしっておきたいこと、年齢を重ねる女性ならではの悩みなどなど、いつも気になっているけれど、誰に尋ねたらいいかわからない些細な質問を大募集。
予防医療コンサルタントの細川モモさんに、教えてもらいます。

教えてモモさん番外編
“教えて酒見先生”その1
妊娠は何歳まで可能ですか?

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今回は、教えてモモさん番外編!
まるのうち保健室でミニセミナーを開催してくださった酒見智子先生(聖路加国際病院附属クリニック 聖路加メディローカス 女性診療科 医師)への質問が多かったものについて、酒見先生にお答えを頂きました。
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個人差も大きく一概に年齢を決められませんが、不妊症治療などのない場合、自然妊娠は20歳から30歳前半までがピークで年齢とともに低下傾向にあります。近年、卵子の老化という言葉も浸透してきたと思いますが、やはり妊娠適齢期は35歳くらいまでといわれています。ホルモンバランスや妊娠にいたるサポートを必要とするのが35歳以上といったところでしょうか?妊娠自体個人差がありますが、40歳を過ぎても自然排卵周期のある方は妊娠可能ですが、出産にまで至るか?というとそうではありません。妊娠が成立しても、流産率が高くなり40歳では20-30%、45歳では30-50%と報告されています。45歳前後になると月経の出血があっても排卵していない周期が出てきますし、閉経の10年前から妊娠は難しいのが現状です。原子卵胞は初経のころには20-30万個ありますが、1000個以下になると閉経するといわれており、生殖補助医療、つまり不妊症治療を積極的に行っても妊娠率は40歳で7-8%、45歳では1%程度なのです。また、男性不妊も注目され精子も老化することが広く知られてきました。男性の協力がなくては妊娠に至りませんし、育児にかかる体力、経済的社会的な側面もありますが、ライフプランに「子供をもつこと」をいれてもいいのではないでしょうか?

モモさんへの質問、受付中

「食とからだ」に関する質問、大募集!
日常的な習慣や、季節ごとの悩み、妊娠に備えてしっておきたいこと、年齢を重ねる女性ならではの悩みなどなど、「食とからだ」に関する質問を募集しています。
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