Health Data Dictionary 働き過ぎが招く3つの不足

あなたの身体はいま、何を必要としているか知っていますか?
「まるのうち保健室」に集まった測定結果から、取り組むべき課題とソリューションを紹介していきます。食事という楽しみの中に工夫を盛り込むだけでなく、ライフスタイルを見直すきっかけになるさまざまなアドバイスを掲載していきます。多様な選択肢から自分の身体に必要なものを選び取れるようになりましょう!

働き過ぎが招く3つの不足

働き女子の就業時間が長引くと、「必要カロリー摂取量」「必要栄養素」「睡眠時間」が不足する!ということが明らかに。逆に、アルコールと油物の摂取量が増加するため、食生活が著しく悪化しています。

働き過ぎ女子は、摂取カロリーが終戦直後を
下回り、栄養失調状態。

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模範就業時間である週41〜60時間群が最多エネルギー摂取量1,514kcalであり、日中の活動量と夕食を含む摂取エネルギーバランスが良いと推測されます。就業時間が週100 時間以上群になると、「夕食をとっていない」「あるいは体型を気にして深夜の食事量を控え目にしている」「遅い時間に食べた影響で朝食が食べられない」といった声が多く寄せられ、必要摂取エネルギー量 2000kcalから、609kcalも不足しています。1,360kcal/日ということは、子どもの身長が6cm縮んだ戦時中とほぼ同じ摂取量であり(1,300〜1,400kcal/日)、75歳高齢者以下と同じという深刻な状態です。また、エネルギー摂取量低下に比例して、鉄•カルシウム•亜鉛•食物繊維などの栄養素が大幅に不足しています。

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働き過ぎ女子は、眠らない。

日本全国の平均睡眠時間は7時間50分(OECD,Society at a glance 2009)。 20〜30代女性の全国平均睡眠時間も7時間を超えています(2010年NHK国民生活時間調査)。しかし、就業時間61時間以上群の約7割が、就寝時間6時間以下に。睡眠時間と仕事のパフォーマンスには密接な関係にあり、6時間を下回ると、モチベーションや作業効率に悪影響が生じます。また、睡眠のホルモン“メラトニン”や眠りの質を高めるアミノ酸はタンパク質に含まれるため、タンパク質不足は良質な睡眠のためにも避けたいものです。

“食べているのに足りていない”
エンプティーカロリー問題

必要エネルギーが大幅に不足している働き女子ですが、摂っているエネルギーの約15%が、お酒•スイーツ類•菓子パンなどのエンプティーカロリーであり、エネルギーはチャージ出来ても栄養は期待できません。糖質過多のビタミン不足は糖質を脂肪に変えやすくなります。栄養バランスの乏しいおやつではなく、機能性栄養食品のように不足させやすい栄養素を含むおやつをとることで、おいしく食べて栄養チャージをできるようになることが大切です。おやつにおすすめなのは、こちら。
・食物繊維強化ヨーグルト
・カルシウム+ジュース
・ビタミンD+ジュース
・鉄分+ビスケット
・必須脂肪酸+チョコレート
など、美味しく食べて栄養をチャージしましょう!

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