Health Data Dictionary 朝食とパフォーマンスの深い関わり

あなたの身体はいま、何を必要としているか知っていますか?
「まるのうち保健室」に集まった測定結果から、取り組むべき課題とソリューションを紹介していきます。食事という楽しみの中に工夫を盛り込むだけでなく、ライフスタイルを見直すきっかけになるさまざまなアドバイスを掲載していきます。多様な選択肢から自分の身体に必要なものを選び取れるようになりましょう!

朝食とパフォーマンスの深い関わり

働く時間が長引くほど朝食欠食率もアップし、1日のエネルギー摂取量不足、栄養不足に繋がります。働く女子の疲労緩和や、仕事集中力アップには朝ごはんが欠かせません!

エネルギー不足が、体内老化を加速する!?

東京・丸の内を中心とする働き女子20代〜30代女性の平均摂取エネルギー摂取量は、同年代女性のエネルギー必要量2,000kcalに対し、なんと終戦直後を下回る1479kcalと、栄養状態が危惧されています。エネルギーが必要量に満たないということは、各栄養素が不足するという意味であり、実際に働く女性の多くが不定愁訴と関係する多くのビタミン•ミネラル•たんぱく質•必須脂肪酸を不足させています。血液中の栄養状態の指標とされるヘモグロビンやアルブミンが若い人で減少傾向に見られることも報告されており、慢性的なエネルギー不足がホルモンバランスの乱れを招き、体内の老化を加速させている可能性があります。

生産性アップの鍵は、朝ごはん!

朝食は栄養バランスがパフォーマンスアップの鍵。朝ごはんを食べる人と食べない人では、午前中の生産性(集中力)に大きな差が生じ、中でも栄養バランスに優れた食事がより生産性を高めることが報告されています。
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また、東京大学 佐々木敏教授による「日本人の健康な食事」研究報告によると、朝ごはんにパンを食べている人と米を食べている人では、1日に摂取する食材の種類が異なり、結果として栄養状態にも差が生じることが明らかになっています。なおかつ、和食は女性の妊娠機能に影響を与える脂肪酸の中でも、避けたい脂肪酸の摂取量が低く、女性が不足しやすい鉄やカルシウムを多く摂れるため、不定愁訴の予防にも役立ちます。

忙しいほど朝食欠食。朝ごはんから始めよう!

1日に必要なエネルギーの確保が難しくなってしまう要因のひとつが朝食の欠食です。

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就業時間が長引くほど朝食欠食率が高まる傾向は、夕食を夜遅い時間に食べるため、朝起きてお腹が空いていないという声が「まるのうち保健室」のカウンセリングで多く寄せられました。就業時間が長い群は脂っこいものやアルコール摂取量が増すため、夜遅い時間の飲酒が翌日の食欲に影響している可能性もあります。夜遅くまで働く、夜遅い食事、朝ごはんが食べられない、といった悪循環から抜け出すためには、まず朝ごはんから始めましょう!

あなたにとっていま必要な食事は何でしょう?
Eat Mapでは、オススメのお店をカテゴリー分けして紹介しておりますのでどうぞご覧ください。

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