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私と向き合う時間 Season2 Vol.2【ゲスト:上床真耶さん】開催レポート

言わなくても、同じように迷って悩んでいる人はたくさんいる。

毎回ゲストと一緒にハーブティーを飲みながら、わたしたちにとって大切なトピックスについて語り合う「私と向き合う時間」。2シーズン目の第2回となった今回は、「妊活のお悩みにはほとんどのことは回答出来ます」という鍼灸師の上床真耶さんをゲストに迎え、「“私にとって”妊娠出産の適正なタイミングって? 〜自分らしい生き方を考える〜」をテーマに開催しました。

上床真耶さんは、「人の役に立ちたくて鍼灸師になり、開業したら妊娠を望んでいるお客さんがたくさん来てくれました。それをきっかけに妊活アカウントの存在を知り、“世の中には妊娠したくてもできない方がこんなにいるんだ”と目の当たりにして、自分が持っている知識を発信するようになったんです」と自己紹介。

さらにときおり言葉を詰まらせながら、ご自身の胸の内を話してくれました。「私だって、みんなと同じように悩んでるんだよ。38歳で、本当に子供を望まなくて良いのかなって迷うことだってあるの。私も未来のことはわからない。だからこそ、みんなの気持ちが少しはわかる。このイベントに参加すると決めたとき、“私も自分自身と向き合わなくちゃ”と思いました。みんな悩んで溜め込んでいるから、ここで話すだけでもスッキリしますよ」

真耶さんの言葉に、会場のみなさんもほろり、ほろりと涙を流していました。リアルな知り合いや家族には「なかなか話しづらい」というイメージのある今回のテーマ。こうして集まって話す機会がどれだけ意義あることか、この瞬間会場にいた全員がしみじみと感じ取っていたことでしょう。さっそく会場から集めた声をお題に、真耶さんとのお話しのスタートです。

妊活とは、自分とパートナーの本当の望みと向き合うこと。

真耶さん曰く、SNSなどで一番多いお悩みは「生理についての悩み」なのだそう。「わたしたちは生理のことさえ、ちゃんと教わってこなかった」という気付きから、自分の体と向き合う大切さや、誰一人として同じ体、同じ状態の人はいないことを再確認します。

それから、「女性は7の倍数で節目を迎え、体に変化が訪れる」という東洋医学の考えを教えてくれました。「21歳から35歳は確かに妊娠に適している年齢だと言われています。じゃあ35歳を超えたら無理なのかというと、そんなことはありません。“重ねてきた経験”があるのは有利よね。そもそも生理があるのは新しい命を生み出せるサイン。生理があるうちは、自分に合った過ごし方をすることで、そのときの自分に必要な氣を吸収できるはず」。

年齢だけで諦めず、自分の氣を調える。そのためには、何ができるでしょうか。続いて多いお悩みは、「パートナーシップについて」。これについて真耶さんは、「相手とちゃんと話せてる?」とみんなに問いかけます。「なんとなく“こう思っているだろう”で済ませてしまっていないですか?妊活は、パートナーと“自分たちはどんな人生を歩んでいきたいのか”を話し合って、二人で向き合う機会です」という言葉に、大きく頷く人が目立っていました。「二人目ができなくて、焦っています」との声には、「“焦る”っていうのは、“余裕がない”ということ。これは、氣が足りていない状態です。焦っている人は、パートナーに“焦っている”と伝えられている?まずはそうやって、共有するところからね」と真耶さん。

さらに「仕事と妊活の両立」について。働く女性たちが集まっている丸の内で、このことについて悩んでいる人はどれだけたくさんいるでしょう。「これまで度々登場した”氣”ですが、東洋医学の考えでは”氣が調っている”というのはつまり、余力がある状態とされています。自分を維持するので精一杯では、新しい命を維持できない。だから、人生で何が大切かよく考えましょうね。“妊活で一度仕事を離れてしまったら、もう戻れないかもしれない”という心配事もよく聞くけれど、大丈夫よ!今できているんだから、きっとまたできるわよ。それよりも、今でさえギリギリな状態なのだとしたら、赤ちゃんが生まれてからどうやって育てるつもりなの」この、正直で温かい言葉には、ドキリとし同時に勇気づけられる人も多いのではないでしょうか。

「子供が欲しい」という悩みも分析してみると「人それぞれ中身が違う」のだと真耶さんは言います。「どうして子供が欲しいのかと悩みに向き合ってみると、“周りに認められたい”、”自分に自信を持ちたい”、“夫ともっと仲良くなりたい”など、多種多様な潜在的な悩みが見つかることがあります。妊活は、その隠れているモヤモヤに気がついて解決するチャンスでもあると思うんですよ」そう言われてみると、「あれをしちゃいけない」、「これをしなくてはいけない」という付け焼き刃ではなく、自分の本当の望みは何なのか、どうしたら氣が調った状態で過ごせるのか、と「自分と向き合う時間」がいかに大切かわかります。つい一人で溜め込んで一喜一憂してしまう妊活というテーマでも、人と話すことで風通しが良くなり、見える世界が変わる。そんなことを、真耶さんに教わりました。

撮影/高村瑞穂 文/平井莉生

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