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料理研究家 舘野真知子 編 たんぱく質 vol.04 「あま酒卵焼きの魅力」


お弁当箱を開けたら卵焼きが入っていると、思わずにっこり。しかもそれが、お砂糖の代わりにあま酒を用いた卵焼きだったら? あま酒は新しい調味料の1つと考えると重宝します。あま酒にはブドウ糖や麦芽糖が含まれ、素材を柔らかくし、保水効果も高く、アミノ酸などが含まれるので旨味も感じられます。また、お弁当にも向いていて、あま酒を用いたお料理は冷めても固くなりません。1日に片手いっぱいのたんぱく質を摂るのはなかなか難しいけれど、おいしい卵焼きがあったら! 魅力は、素材の美味しさを引き立てるだけでなく、発酵を経て生まれたビタミンB、アミノ酸、食物繊維などを含み、栄養価をアップしてくれることも嬉しいところです。
あま酒卵焼き
〈材料〉
  • 卵 3個
  • あま酒 大さじ4
  • 塩 小さじ1/3
  • 植物油 適量
〈作り方〉
  1. ボウルに卵、あま酒、塩を加え、しっかり溶き混ぜる。
  2. 卵焼き器に植物油をしき、弱火で熱し、1の1/3量を加え、奥から巻き込みながら焼く。
  3. 再度、植物油をしき、1/3量の卵液を混ぜ直して加え、2と同様に焼く。もう一度同じことを繰り返す。
  4. 焼き上がったら温かいうちにラップに包み、落ち着かせる。
  5. 粗熱が取れたら、4等分に切る。

舘野真知子(料理研究家・管理栄養士)

栃木で8代続く専業農家に生まれる。管理栄養士として病院に勤務後、2001年アイルランドの料理学校「Ballymaloe Cookery School」に留学して料理を学び、生産者を尊重すること、素材を生かす料理をすることをモットーにしている。帰国後はフードコーディネーターとしてメディアなどで活動したのち、レストラン「六本木農園」の初代シェフを務め、現在はフリーランスの料理家として発酵料理をキーワードに、料理の楽しさや食べることの大切さを栄養・料理・文化を通して伝える活動をしている。また国際交流にも積極的に参加し、外国人向け料理教室Kitchen Nipponにて講師を務めている。2015年にはイタリア・ミラノで開催されたPeace Kitchenが実施した和食をつたえる料理教室のカリキュラム作成、講師を担当した。「きちんとおいしく作れる漬物」(成美堂出版)、「料理用あま酒、はじめました。」(光文社)など、著書も多数。最新著書には「脳がよみがえる水煮缶レシピ」(PHP出版)がある。
https://www.machiko-tateno.com

 

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