料理研究家 舘野真知子 編 たんぱく質 vol.04 「あま酒卵焼きの魅力」

あなたの身体はいま、何を必要としているか知っていますか?
“からだの中から未来を考える”プロジェクト「Will Conscious Marunouchi」と「まるのうち保健室」に集まった測定結果や知見から、ぜひ取り組んで欲しい6つのメソッドが見えてきました。「朝ごはん」「たんぱく質」「ちょこっと運動」「カフェイン抑制」「栄養おやつ」「質の良い睡眠」どれも毎日の中でも身近なトピックスばかりです。6つの切り口から豆知識とソリューションをご紹介していきます。多様な選択肢からあなたの身体に必要なものを選び取ることができますように!

お弁当箱を開けたら卵焼きが入っていると、思わずにっこり。しかもそれが、お砂糖の代わりにあま酒を用いた卵焼きだったら? あま酒は新しい調味料の1つと考えると重宝します。あま酒にはブドウ糖や麦芽糖が含まれ、素材を柔らかくし、保水効果も高く、アミノ酸などが含まれるので旨味も感じられます。また、お弁当にも向いていて、あま酒を用いたお料理は冷めても固くなりません。1日に片手いっぱいのたんぱく質を摂るのはなかなか難しいけれど、おいしい卵焼きがあったら! 魅力は、素材の美味しさを引き立てるだけでなく、発酵を経て生まれたビタミンB、アミノ酸、食物繊維などを含み、栄養価をアップしてくれることも嬉しいところです。

あま酒卵焼き
〈材料〉
  • 卵 3個
  • あま酒 大さじ4
  • 塩 小さじ1/3
  • 植物油 適量
〈作り方〉
  1. ボウルに卵、あま酒、塩を加え、しっかり溶き混ぜる。
  2. 卵焼き器に植物油をしき、弱火で熱し、1の1/3量を加え、奥から巻き込みながら焼く。
  3. 再度、植物油をしき、1/3量の卵液を混ぜ直して加え、2と同様に焼く。もう一度同じことを繰り返す。
  4. 焼き上がったら温かいうちにラップに包み、落ち着かせる。
  5. 粗熱が取れたら、4等分に切る。

舘野真知子(料理研究家・管理栄養士)

栃木で8代続く専業農家に生まれる。管理栄養士として病院に勤務後、2001年アイルランドの料理学校「Ballymaloe Cookery School」に留学して料理を学び、生産者を尊重すること、素材を生かす料理をすることをモットーにしている。帰国後はフードコーディネーターとしてメディアなどで活動したのち、レストラン「六本木農園」の初代シェフを務め、現在はフリーランスの料理家として発酵料理をキーワードに、料理の楽しさや食べることの大切さを栄養・料理・文化を通して伝える活動をしている。また国際交流にも積極的に参加し、外国人向け料理教室Kitchen Nipponにて講師を務めている。2015年にはイタリア・ミラノで開催されたPeace Kitchenが実施した和食をつたえる料理教室のカリキュラム作成、講師を担当した。「きちんとおいしく作れる漬物」(成美堂出版)、「料理用あま酒、はじめました。」(光文社)など、著書も多数。最新著書には「脳がよみがえる水煮缶レシピ」(PHP出版)がある。
https://www.machiko-tateno.com