ウィルコンシャスマルノウチ

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去る3月に行われた「食育丸の内10周年記念パーティー」の様子をお届けします。

三菱地所が展開する「食育丸の内」プロジェクト
“働く人々が食を通して元気になっていくことが日本全体の活気につながるのではないか“
こうした想いから、2008年に「食育丸の内」プロジェクトは始動しました。総合ディベロッパーが街づくりを通じて「食」にフォーカスした取り組みは当時珍しいものでした。それから10年。230をも超えるプロジェクトが生み出されました。丸の内シェフズクラブメンバーをはじめ、エリアの500店舗を超えるレストランや、生産者や地域コーディネーターなど食を盛り上げたいという人々が共感をいただきつながることができたお陰です。この日はそのお祝いとこれからの食を共に考える一日となりました。

三菱地所執行役社長の吉田による開会の挨拶でパーティーがスタート。集まったシェフたちも様々なプロジェクト関係者との久しぶりの再会に思い出話に花が咲きます。

「食育丸の内」10年の軌跡

「前例のないビジネス街での食育活動は初めてづくしだった」と食育丸の内プロデューサーの井上友美は振り返ります。食育への熱意を一軒一軒シェフたちの元に足を運び有志を募り、仲間を募っていったこと、そしてシェフたちのアイディアを共に形にしてきたことなど…何より28万人の就業者を抱える丸の内で展開する「食育」だからこそ、影響力は大きく、シェフたちのメッセージ力や求心力が街づくりにおける食の力や可能性を広げてくれたと語りました。

そして食育を広げるため、人と人のつながりが育んだプロジェクトとして、青空市場さんやRebirth東北フードプロジェクトを紹介。
当時では珍しかったオフィス街でのマルシェも、青空市場 代表取締役 永島敏行さんの協力のもと、就業者や丸の内を訪れる人々と生産者との会話を楽しみ、安心・安全な食材を購入することができるマルシェは、設立当初から現在も取り組みを続けています。寺岡精工さんのお力添えで、量り売りをテーマにコミュニケーションが活発なユニークなマルシェに進化も遂げています。

そして2011年、東日本大震災後にスタートした「Rebirth東北フードプロジェクト」では、
被災地のシェフや生産者、丸の内シェフズクラブと三菱地所が一丸となり、東北の食材を使用したオリジナルの缶詰を開発し、売総数は10万個を突破しました。

様々なプロジェクトで日本各地と連携し、多くの人々と長い時間をかけて取り組んでいくことで、信頼関係を育むことができました。

これからの10年 Beyond2020

そしてパーティーの終盤では、これからの食育丸の内についてのトークセッションが開催されました。

〔登壇者の皆様〕
丸の内シェフズクラブ会長 服部幸應会長
ミクニマルノウチ 三國清三シェフ
青空市場 代表取締役 永島敏行さん
イル・ギオットーネ 笹島保弘シェフ
文化庁・日本遺産統括プロデューサー 本田勝之助さん
食育丸の内プロデューサー 三菱地所 井上友美

これからの10年、次へのステージ

永島敏行さん:「これまでの10年、毎週金曜日にマルシェを開催していくことで訪れていただいた方に認知していただき、ただ毎週物を売るだけではなく生産者とお客様のコミュニティが生まれました。さらに視野を広げ、ボーダレス化していく世界に順応していくためにもインバウンド対応やキャッシュレスにするなど訪れていく方のニーズにできる限り答えていきたいと思います。」

笹島保弘シェフ:「Rebirth東北フードプロジェクトでは地元の食材を使う、持続的に運営していくために地元の方を雇用するなど本当に画期的で素晴らしいプロジェクトだと参加して感じました。その後日本各地に訪れた際も、缶詰プロジェクトを知ってくださっている方、興味を持ってくださっている方がとても多く、地元の方や企業の方から私たちもやりたいです!と声をかけられます。これからの10年では私たちのやってきたことがそこで終わりではなく、波及させていく土台となり、やりたいと声をあげてくださる方の支えになりたいと思っています。」

本田勝之助さん:「これからの10年に向け提案させていただきたいのは、体験型のマルシェです。生産者から食育のノウハウと魅力を伝えながら販売し、その場で食べることができる。食べる前も食べているときも食べた後も食育を感じることのスペースをつくることで、日本でしかできない新たなコミュニティ空間が生まれるのではないかと感じています。」

三國清三シェフ:「これからの10年は世界につながりをつくり、食育を広げていくために
影響力のある方にまずは知っていただく、知っていただく機会をつくりたいと考えています。世界が注目する、ラグビーワールドカップ世界大会2019、2020年東京オリンピックの顧問も務めさせていただきますので僕ができることをまずはしていきたいと考えています。」

服部幸應先生:「世界の目標であるSDGsに皆様と力を合わせていきたいと考えています。
SDGsの目標の中17個中12個は食が鍵になるものです。どういうところにマーケットがみつけられるのか、私たちが今すぐ取り組めることはどんなところにあるのか、まずは皆様と時間をかけて話し合っていきたいと思います。」

井上友美:「改めて10年を振り返りますと、本当にたくさんのご縁をいただいて
様々なプロジェクトに挑戦してまいりました。
この10年、皆様と築いてきた地域のネットワークや食に関するノウハウを生かして、
本日お越し下さった皆様とともに、次のステージに歩んでいきたいと感じています。」
会場は熱気に包まれ、次なるビジョンを共有された時間となりました。

「人生100年時代」に向け、日本そして世界の人々へ食育の大切さ・健康の大切さを発信し続けていく「食育丸の内」は、これからも常に新しいファインディングとともに、ネットワークを駆使した展開を考え、進化するための歩みを続けていきます。

>>食育丸の内について(画像をクリック)

去る2月に行われたWill Conscious Marunouchi 2019 働く女性応援月間のオープニングイベントとして、「“ここちよい私”に出会う まるのうち保健室オープンセミナー」が丸ビルホールで行われました。イベントには、モデルの大屋夏南さんや産婦人科医の栄美玄先生が登場。女性が楽しく、健康的な働き方を適えるために30日間でチャレンジができる「Conscious Woman Diary」の新習慣メソッドの解説やアドバイスを聞いた第1部と、そのメソッドを日々の暮らしにどんな風に生かすことができるか、働き方のタイプ別診断も挟みながら、モデルの大屋夏南さんと一緒に「美しく楽しく生きる秘訣」について考えたトークセッションの第2部から構成。
本レポートでは、前編と後編に分けてお伝えします!

第2部「ゲストトークセッション」
【登壇者の皆さん】

三菱地所株式会社 Will Conscious Marunouchiプロデューサー 井上友美さん
一般社団法人ラブテリ代表理事(まるのうち保健室監修) 細川モモさん
モデル 大屋夏南さん
丸の内の森レディースクリニック 院長 宋美玄先生


-無理せず、楽しくが基本。

大屋夏南さん(以下、大屋さん):私もとても忙しくて、長い時は1日16時間くらい撮影していることもあります。そういう時は家に帰っても何もできず、そのまま寝てしまうこともしばしば。一生懸命何かを続けようと思っても続けられないとそこから、新たな罪悪感が生まれてストレスが増え、悪循環になってしまう。本当に小さなことでいいので、自分が無理せずに続けられることに取り組んでみるのがおすすめです。例えば、これまではティーバッグでお茶を淹れていたけれど、今日は葉っぱから淹れてみよう、とか。そんな小さいことで、心が潤っていくんです。また、流行っているものではなくて自分に合う良いものを探していくのがいいと思います。自分に合うものは何か? 豊かな気持ちになれることは何か? リラックスできるのは何か? と自分の気持ちを探っていくことが大事ですね。そうすれば、無理せず続けていくことができると思います。

細川モモさん(以下、細川さん):新しいことを習慣化するのは大変です。10日以上続けると定着しやすいと言われているので、まずは10日間を目標に続けてみること。また、全てを一度にやろうとしない。ひとつひとつ、ペースを考えながらマラソンのように続けていくのがよいのではないかなと思います。

宋美玄先生(以下、宋先生):食事、運動、そしてマッサージ! う~ん、すごく真面目! 16時間働いて、ヨガもやって、マッサージもなんて、そんなの大変! お茶っぱだけで充分ですよ!(会場・笑)さらに、食事も~なんて追求するあまり、ストイックなことになってしまうのはどうかなと思います。自分を許してあげることも時には大事です。

大屋さん:私もマッサージ、運動、全部やるなんて無理ですよ! リラックスする方法を自分の歩幅で選べるようになるといいですね。

-あなたはどの傾向? 30代ソロ女。

セミナーの中盤では、働く30代の独身女性の仕事観やワークライフバランスを徹底分析したシティリビングのタイプ別診断「30代ソロ女(と検索すると診断できます)>>リンク」にもチャレンジしました。診断によってタイプは5つに分かれ、事前にチャレンジしたゲストも会場の皆さんとその結果をシェアしました 。

大屋さん:私は“エンジョイヌ”でした!

細川さん:なんと壇上の皆さん全員が、コミュニケーション&働きやすさ重視の “エンジョイヌ”タイプだったようですね(笑)。血気盛んな女性が多いのかな? あんまり休むのが得意じゃない、どちらかといえば生産性などにこだわってしまう種族…(笑)なのかもしれませんね。休むときは休むというスイッチの切り替えが大切なのかもしれません。

大屋さん:こういったテストって、2~3回やると結果が変わることがありますよね。でも何回やってもエンジョイヌ! やっぱり、エンジョイヌなんだなと(笑)。働くことも遊ぶことも好きですから、納得が行くところがありました。働きやすい世の中になってきたので、これからはこのタイプのひとが増えて行くのかなと思いました。

井上友美さん(以下、井上さん):そうですね、私も休むのが得意じゃないほうなので、働いて働いて、ただただ壁にぶつかっていた時代を思い出してしまいました(笑)。大屋さんもおっしゃっていたように、意識的にリラックスすることに取り組まなければならないなと思いました。

宋先生:仕事もライフも目の前のことに全力で向かう“ゼンリョクロヒョウ”タイプの方も会場にいらっしゃいましたね。私の患者さんにも多いタイプです。正義感を持って突っ走る方が急にバタッと、からだを壊されたりするのかなと思いますが‥‥。こういう方は一度、強制的にお休みを取るのがいいかもしれないですね。私がいなくても意外と回るじゃん!? となってみることが大事です。

大屋さん:仕事もライフもコツコツ堅実な “シッカリスザル”タイプがこの会場では一番多く見受けられましたね。私のマネージャーさんも“シッカリスザル”だったんです。すごくマメで、丁寧な方です。私は継続が得意じゃないんですけれど、コツコツと続ける姿勢を見習いたいです。

細川さん:好奇心旺盛、私らしく働きたい“アリノママングース”タイプも、会場は2~3名いらっしゃいましたね。知的好奇心が強いと若々しくいられるので、素敵だなと思いますね。一方、好奇心が多い場合は飽きっぽくもありますよね。腰を据えて、長く続ける視点を持ってみるといいかもしれませんね。

宋先生:家庭重視のしっかり者“カテイテキツネ”タイプはこの会場には少なかったようですけれど(笑)、素晴らしいと思います。一家に一人いてくださるといいですね。アドバイスとしては、頑張りすぎないことかな。
「自分の選択肢」を持つこと。

第2部では、働く女性として、モデルの大屋夏南さんにお話を伺いました。
後半では、会場の皆さんから事前に集めたアンケートから質問をまとめて、大屋さんにお応えいただきました。

____「大屋夏南さん、YOUTUBEを見てコスメなどを参考にさせていただいています。食材はこだわっていますか購入していますか? また、時間がないときの食事は、どんなものを召し上がっているか教えてください」

大屋さん:食材はできるだけオーガニックのものを食べるように心がけています。けれど全てオーガニックにするのは難しいので、そのまま食べるような野菜の中でも葉物はできるだけオーガニックにするなど工夫しています。それから、白砂糖だったところを黒糖に変えてみるとか、サラダ油をオリーブオイルに変えてみるなど、また調味料はできるだけオーガニックのものにするなど、自分でできる選択をするようにしています。おやつはもともと鶏卵アレルギーがあるので、あまりたくさんは食べないのですが、できるだけ血糖値が上昇しにくいもの、低GIのもの、ドライフルーツなどを摂るように。時間がないときの食事‥‥これはもう多めに見ますかね(笑)? 大切なのは選び方だと思うんです。コンビニに頼ることもありますよね。コンビニの中でもからだに優しいもの。バナナやヨーグルト。グルテンよりお米、いつもはジュースのところをお茶にするなど、忙しいときは難しく考えなくてもいいのかなと思います。続けられなくなるし、ストレスにならないように。心地よく長く続けられることを大切にして、工夫したいですね。

宋先生:私も、無理せずにできることから取り組めば良いと思います。私は少し前に玄米に変えました。繊維も取れるし、血糖値も上がりにくいし、それだけで栄養を摂ることができるんです。コンビニってナッツのおやつなども売ってますし、優秀だし、実際に助かっていますよ。

細川さん:私も自炊はしますが、子どもも小さいので、ゆっくり作れないときは丼物も多いですよ。スープなど一品物の中にどれくらい具を増やせるか。お味噌汁の中に根菜を加えるとか。短い時間の中でたくさん摂取することのできる上手なやりくりを心がけています。

井上さん:忙しい時って一人で簡単に済ませがち。そういう時こそ、誰かと一緒に食べることで話をする。コミュニケーションをとることで、ストレスも発散して、ゆっくり食べられるので栄養もきちんと吸収できると思います。

「眠る」もさまざまに工夫してみよう。

_____「睡眠の質を高めるときに工夫していることはありますか? 寝るときに着るものなども教えてください」

大屋さん:寝るのはとっても大好き。からだを温めること。足首はレッグウォーマー、かかとソックスで保温。足湯もします。目には、玄米アイピロー。すごく気持ちいいです。自分が心地よいものを探って行くのがいいですね。海外ではサウンドマシーンを使う人も多いですね。心がけているのは寝る場所はスッキリさせること。寝ることに集中する。泥のペーストを足の裏に塗って、キッチンペーパーでクレイペーストパックをすると、ぐっすり眠れます。それから、眠る前に食事をしないようにしています。お腹が空いていても、食べてしまうと消化にエネルギーを使ってしまうので、寝つきが悪くなったり、深く眠れなくなってしまうのです。どうしても食べたかったら、もうちょっと起きておくようにしています(笑)。

細川さん:睡眠時間が6時間を切ってしまうと翌日に疲れが残ると言われます。また、食事の中で食物繊維をしっかり取ること。飽和脂肪酸(お肉の脂肪、生クリーム)をとると眠りが浅くなってしまうと言われているので、眠る直前に摂りすぎないように気をつけたほうがいいですね。

宋先生:眠る前に、スマートフォンをいじってしまうと、寝つきが悪くなることがあります。医学的には真っ暗にしたほうが入眠しやすいと言われています。ブルーライトが光るだけで気になってしまったりもしますね。それから、眠る姿勢が大切です。人は大の字になって眠ると腰が湾曲して、腰が痛くなります。実は横向きに眠るのがおすすめです。抱き枕を抱えて片足を引き寄せ、腰を伸ばして、眠ると安眠が得られると思います。

前向きに進んでいく自分、をイメージして。

_____「過ぎてしまったどうしようもないこと、翌日になっても気になってしまうことがあるときはどうしますか? 気持ちの切り替え方はどうしていますか?」「日によって気分の浮き沈みが激しいです。仕事をする上で毎日機嫌よく過ごすにはどうしたらいいでしょうか?」

大屋さん:過ぎてしまったことは存在しないこと、と私は捉えるようにします。それでも嫌なことがあると気になってしまいますよね。すべてはいい方向に向かうために起きているんだと思うようにしています。物事に意味をつけるのは自分。すべては捉え方だと思うんです。物事が自分の心持ち次第で変わって行く。そこから次に活かせることだけを抽出して前に進むようにします。少しくよくよしたとしても、それも悪いことではないと思うんです。落ち込んで消化する時間も時には大事。しっかり向き合った後に切り替えて前に進みます。長い目で見たらきっと私にはその時間が必要だったんだな、と思えるはずです」

_____前へ進んでいることが前提。

大屋さん:悩んでいる時間が長くなったら時間がもったいないです! ポジティブなことができる時間がなくなってしまいますから、切り替えて楽しいことをたくさん考えて欲しいです。

宋先生:私の場合は、まずはくよくよと落ち込む、かな? わざと思い出して、そのことに対して耐性をつくる(笑)。冷静に分析してみると、受け入れられるようになってくるものです(笑)!

壇上で飛び出す様々なエピソードに、会場は時折笑いに包まれながらイベントは和やかに終了しました。参加者の皆さんは、この日から30日間の「Conscious Woman Diary」の新習慣メソッドにチャレンジをスタートさせるとあって、様々な心強いアドバイスや人生のエピソードを真剣に聞き入っている姿が印象的でした。参加者の皆さんからは「楽しかった」「参考になった」「がんばろうと思います」などの声が寄せられていました。
仕事やプライベートな時間を楽しみながら、心もからだもバランス良く、毎日の習慣と向き合っていけるといいですね 。新習慣メソッドは全部で5つ。“食べる”習慣にもとづく・たんぱく質のある朝ごはんを食べる・栄養のあるおやつを食べる ・カフェインを抑える “運動”習慣にもとづく・“ちょこっと運動”を意識する そして“睡眠”習慣にもとづく・6時間以上の睡眠をとる できるところから是非取り組んでみてはいかがでしょうか。

去る2月に行われたWill Conscious Marunouchi 2019 働く女性応援月間のオープニングイベントとして、「“ここちよい私”に出会う まるのうち保健室オープンセミナー」が丸ビルホールで行われました。イベントには、モデルの大屋夏南さんや産婦人科医の栄美玄先生が登場。女性が楽しく、健康的な働き方を叶えるために30日間のチャレンジができる「Conscious Woman Diary」の新習慣メソッドの解説やアドバイスを聞いた第1部と、そのメソッドを日々の暮らしにどんな風に生かすことができるか、働き方のタイプ別診断も挟みながら、ゲストと一緒に「美しく楽しく生きる秘訣」について考えたトークセッションの第2部から構成。
本レポートでは、それぞれに前編と後編に分けてお伝えします!

第1部「働く女性のための新習慣メソッドの発表」

【登壇者の皆さん】

三菱地所株式会社 Will Conscious Marunouchiプロデューサー 井上友美さん
一般社団法人ラブテリ代表理事(まるのうち保健室監修) 細川モモさん
丸の内の森レディースクリニック 院長 宋美玄先生
江崎グリコ株式会社 健康・新規事業マーケティング部部長 木村幸生さん


-これまでの経緯、始めた理由は 。

井上友美さん:2014年からスタートしたWill Conscious Marunouchiは、女性の社会進出や活躍を応援していくプロジェクトです。生の声や現状を知るために、就業環境や100項目近い食の現状などのアンケートや、体脂肪、BMI値、血液検査・ヘモグロビン、骨密度、などの計測、カウンセリングを行う、「まるのうち保健室」を4年間実施してきました。これには実に約3,000名の方々にご参加いただいて参りました。そこで出てきた数字が「1,479」。この数字、なんの数字だかわかりますか? これは1,000名の働く女性の1日の平均総摂取カロリーです。これは、戦後の女性の1日の総摂取カロリーの記録のうち最も低く、また先進国ではない国の女性の一日の総摂取カロリーよりも低く、糖尿病の食事制限以下にあたり、女性たちが栄養失調状態だということがわかったのです。とてもショックでした。私たち働く女性がキャリアを優先するべきなのか、身体のことを優先するべきなのか、立ち止まり知ることができる環境がこれまでどこにもなかったのです。これらの現状を受けて、街としてより女性の健康サポートに寄り添えるように、レストラン、運動施設やクリニックなどインフラ作りと共に連携しながらバックアップしていく体制を整えております。これまでの知見をぎゅっと詰め込んだ新習慣メソッドは「Conscious Woman Diary(コンシャスウーマンダイアリ―)」として誕生しました。
1ヶ月(6週間)取り組んでもらいますが、決してパーフェクトにできなくても、1日に少しでも自分の声を聞くきっかけになるような機会になればと思っています。


-「新習慣メソッド」最終章。この3年間でわかったこと。

細川モモさん:この5年間、働く女性の健康メソッドの開発を進めて来ました。日本の女性は現代において20~30代の女性の70%は職についています。妊娠と出産を経ても、定年まで勤め上げていく女性が増えているんですね。数万人単位で働く女性が増えて来たこの5年間。管理職の方々に調査をしてみると、男性が、管理職に就いて失ったものは「時間」と答えているのに対して、女性は「健康と食事」と答えています。ズバリ、健康と仕事のバランスが課題なのです。ふと気が付いた時には、健康に自信がなくなっている、というのが女性の実態というわけです。5年前に立ちあげた「まるのうち保健室」で集めたデータをもとに、働いている女性の実態調査を行いました。2015年に発表した「働き女子1,000名白書」は100を超える媒体にも取り上げられました。
それらの集計結果を見ていくと、我が国は、世界最短の睡眠時間。運動量は低く、栄養を失っています。仕事に邁進すればするほど、不定愁訴を訴える人が増加。ベストパフォーマンスが果たせてない人も増加。(7割の力しか発揮してないという問いが80%を超えました)。この先キャリアアップもして、100年人生を楽しく過ごしていかねばいけないなか、どうしたら良いのでしょう? そこで、三菱地所が丸の内のエリア企業に働きかけをして、1ヶ月間朝食を食べてもらうというプロジェクトを実施しました。すると、痩せ女性の理想的な体重増加、健康意識向上が見られたのです。誕生した健康手帳「Conscious Woman Diary」では、私たちが辿り着いた大切な行動指針の5つを盛り込みました。それは、「朝ごはんを食べましょう」。乱れがちな体内時計をリセットするために「朝ごはんにはタンパク質を食べましょう」。ヨーグルトや、ビターチョコレートなど、少しでも「栄養の摂れるおやつを食べましょう」。また、階段を使ったり、一駅でも歩こう、ロコモティヴシンドロームにならないように「活動量をあげよう」。睡眠の質を上げるために「カフェインを300mg以下に抑えよう」。と謳っています。睡眠に関しては、6時間未満になると、翌日に疲れが残ってしまい、仕事の生産性が下がってしまうのです。なりたい自分になるためのキャリアプランや人生の計画を書き出した上で、毎日取り組んでいき、書き込んでいくと自分だけの手帳が出来上がっていく仕組みになっています。ページの隅に書かせていただいたミニコラムを読んでいただければ、健康リテラシーも上がっていきます! これに取り組むことで、1ヶ月後、睡眠の質が変わリ、便秘解消、午前中の生産性アップ、肌が綺麗になった。という声を聞いています。また、1ヶ月続いた人は3ヶ月も続けられる人の確率が9割と、継続はその後の継続を呼び込むこともわかっています。また食物繊維をたくさん摂っている人は、睡眠の質が高いという数値が出ていることから、江崎グリコさんと組んで、栄養補助ドリンク「アーモンド効果」を1ヶ月間飲んでもらい、座学にも参加してもらうという試みも実施しました。するとこの結果、睡眠に不満のあった方のうち7割が、改善したと回答する結果を得られたのです。測って、学んで、自分を知って、自分の人生を見つめ直してみる機会になればとても嬉しいなと思います。


-大切なのは、自分に向き合ってみること。

宋美玄先生:働く女性の中でとっても多いのが、生理不順のお悩みです。もちろん生理痛、生理前の不調の悩みもとても多い。睡眠をしっかり取り、ちゃんとした栄養を摂る事は、生理にとっても大事なんです。昔の女性は栄養状態も悪く、初潮が来るのも遅かったし、生理が来た後は、何度も出産をしていたので生涯にくる生理が50回くらいしかなかった時代もありました。その頃に比べて現代では、出産していない女性の生理の回数はおよそ9倍(450回)だと言われています。また、日本医療政策機構の2016年の調査では女性の不調による生産性の損失は、約5兆円と言われており、さらに医療費がかかってくるという、国としてももはや見過ごすことのできない社会問題の側面もあります。まずはこの手帳をつけながら、しっかりとご飯を食べてもらいたいです。痩せている女性が多すぎますからね。体脂肪というのは女性ホルモンを出しますから、脂肪を見たら財産だと思って欲しいくらいです。生理を記録して、生理前後の自分の体調を観察し、どんなタイミングが自分にとって不調になるかなど管理していくといいですね。まずは知ることから見えてくる自分の傾向に目を向けてみてください。もちろん、婦人科でお手伝いすることもできます。


-からだは、食べたものでできている。

木村幸生さん:江崎グリコが関心を持って参加している理由は、社会の問題に企業が果たすべき責任があるのではないか、と思ったからです。実は、江崎グリコは創業当時、薬屋さんでした。大正時代に薬屋さんとしてグリコーゲンという成分を見つけ、人々が広く摂取できるように“お菓子”にしたのがはじまりです。おやつを介して栄養をしっかり摂取できるようにと、今と同じ考え方だったんですね。そして、細川モモさんと一緒に協業させてもらったのが「アーモンド効果」です。働く女性が、忙しい日々の中でも簡単にアーモンドを摂れるように噛まずに摂取できるドリンクです。2018年の春、大きくリニューアルしました。パッケージが少し、ごちゃごちゃしていたんですね(笑)。丸の内で働く女性が、机の上においておけるように素敵なデザインに改良しました。また、アーモンドのリッチな味と、ポリフェノールを余すことなく摂取できるように、アーモンドの皮ごと入れる“凍結粉砕アーモンド”を採用しました。健康の新しい習慣ができ、かつ続けられること。そして食品に興味を持ってもらえるよう、私たちも努力を続けていきたいと思っています。からだは、食べているものでできているのですから、毎日食べるものがとても大切ということを念頭に置いていただきたいと思います。


登壇者のみなさんから、この4年間を振り返るお話を聞くことができました。どれもすぐに日常で実践できる身になるお話ばかり。まだまだ続く第2部の様子は、>>後編へ続きます。

Will Conscious Marunouchiは、食を通して、女性の体と未来を作るというテーマを掲げ、2014年にプロジェクトが始まりました。これまで1コインで受診できる健康測定や、ヘルスリテラシー向上を目的とした健康フェスの実施、また栄養・運動・睡眠の3大不足を改善しながら、6つの生活習慣を日々チェックできる手帳も作成しました。「Will Conscious Marunouchi 2019 働く女性応援月間」では1,000名の働く女性に手帳を届け、1か月間実際に挑戦していただきます。参加する女性の中には、三菱地所の社員をはじめ様々な企業の女性が参加。参加した三菱地所社員と、参加企業のパーソルキャリアの方に、参加前にそれぞれが抱える課題や参加の目的などお話しを聞いてきました。

■三菱地所 人事部

―働きやすい環境をつくるために
「三菱地所では社員が毎日活き活きと働けるように“健康経営”に力を入れています。その一環として、社員の健康への興味を調べるため年に1回アンケートを取っていますが、特に多いのが睡眠、そして運動不足への課題感です。そのアンケート結果から就業中に休息が取れるような仮眠スペースの設置、運動イベントの開催などを現在は取り組んでいます。活き活きと働くことの根底には、健康があると考えているので、社員のパフォーマンスが最大限発揮できるよう常に新しい施策を取り入れていこうと会社の垣根を超え、グループ一丸となって取り組んでいこうとしています。」

―グループ会社複数社で本イベントに参加を決めた理由
「以前実施されたまるのうち保健室のイベントに私自身も参加していたので、今回も是非参加したいと思っていました。グループ会社が取り組んでいることに、社員一人一人が興味を持って参加することの重要性や、イベント内容を各社に持ち帰り発信していくことの必要性を感じています。」

―今回のイベントに期待していること
「社員が前向きに自分自身の健康に向き合ってもらえるきっかけになってほしいと考えています。また、グループの壁を超えてつながりを持てるイベントですので、そのつながりから新しいイノベーションが生まれるよう、人事部としても引き続きサポートしていきたいと考えています。」

■パーソルキャリア 人事企画グループ

パーソルグループのひとつである、人材サービス企業「パーソルキャリア」
全社で5,000名の社員の方が働き、半数以上が女性社員の方がいらっしゃるそうです。常により良い労働環境を模索し実行されている人事企画グループの方にお話しを伺いました。

―働きやすい環境をつくるために取り組んでいること
「育休・産休制度はあるものの、男女共に“働きやすい環境”については常に考えています。現在推進しているのはリモートワーク、在宅勤務です。ワーキングペアレンツの方たちがお子さんたちを見ながら仕事ができる環境をつくっていきたいと考えております。また社内のクラブ活動を推進しておりまして、現在80ほどのクラブがあり社員たちが自主的に活動しています。」

―イベントに参加を決めた理由
「社員が健康に働いてもらうために人事企画グループでは労働時間を抑制して生産性を高められるようにシステムの改善はしているものの、健康に関する知識を持ってもらいたいと思っていたため、今回お話をいただき、ぴったりなイベントだと思い、是非参加させていただきたいと思いました。」

―今回のイベントに期待すること
「“人が働く”をテーマにしている会社ですので今回のイベントで自分の体と向き合っていくことで得た知識をキーパーソンとして他の社員や社外のお客様とのコミュニケーションツールとしてどんどん発信していってほしいと考えています。また今回のイベントをきっかけに健康に特化したプラットホームやコミュニティの場を生み出すきっかけにつながればと思います。」

働き方改革が推進されている今、働きやすい環境や制度はもちろんのこと、働く人の健康も大切な要素。健康への意識が高まり、正しい知識が求められる中、Will Conscious Marunouchiへの期待の高さがうかがえました。
続いては「Will Conscious Marunouchi 2019 働く女性応援月間」のオープニングイベントの様子をお届けします!

三菱地所では2018年はじめの本社移転を機に、社員のモチベーションと生産性を高める「働き方改革」を実施しています。これに伴い、社内外の様々な人々が集い、いつでも自由に活用できる新しいワークプレイスとしての社員食堂「SPARKLE」を新設。「よく噛んで食べる機会と、人と人のコミュニケーションの場を創出」することを目的としています。朝食の無償提供や、デリ・サラダには多くの野菜が使用されており、栄養面から社員の健康をサポートしています。

2018年10月には「ビーガン料理のフェア」を開催。ビーガン料理とは、肉、魚介類、卵、乳製品などの動物性の食材を使用しない料理のことで、食の多様性が広がるなか注目が集まっていますが、日本ではまだ食べられる場所が少ないのも実状です。今回のフェアでは「山芋のチヂミ」や「きのこと白滝の炒め物」など、本来であれば動物性の食材が使われていそうなメニューから、「揚げ出し里芋」や「秋野菜のごま和え」などの和食メニューまで全9品のビーガン料理が並びました。

ビーガンフェアだけでなくヘルシーなメニューが食べられるのでよく「SPARKLE」を利用するという社員の田中さんと重松さんは「食べる前はビーガンという名前を聞いたことがあるぐらいでしたが、食べてみると味もしっかりしていて、見た目もカラフルで満足感も十分です」と好評。フェア期間中のメニュー出数は通常の1.5倍にものぼり、オープン以来、過去最高記録をマークしたようです。

「SPARKLE」の調理・運営を担当する株式会社ノンピの荒井さんは「社員食堂でビーガンフェアをすることで知るいい機会になると思います。調理についてはダシも植物性のものしか使用できないので、食材の旨味を引き出すのに苦労しました。ビーガンというとあまり味がないのではないかというイメージかもしれませんが、しっかりと味を出すことができ、お客様の反応もよく、健康意識が高さを感じました」と手応えを感じていました。

ビーガン料理を食べることで体感して、さらに学ぶことのできる、充実したフェアとなりました。

去る2月4日(月)~2月8日(金)
分とく山 野﨑洋光総料理長による社食フェアが三菱地所のカフェテリア「SPARKLE」にて開催されました。
三菱地所では社員のモチベーションと生産性を高める「働き方改革」が実施されており、その一環として、社内外の様々な人々が集い、1日中活用可能な新しいワークプレイスとしてカフェテリア「SPARKLE」が新設されました。
メニューは、三菱地所が取り組んできた様々な「食」関連の取り組みと連携。彩りや食材、栄養バランスに配慮したものが提供され、社員の健康増進をサポートしています。

今回の社食フェアは「ウィルコンシャスマルノウチ」とのタイアップ企画でもあり、同プロジェクトでは2014年から働く女性の健康状態の調査を続け、働く女性の栄養・運動・睡眠の「三大不足」を改善するため「働く女性応援月間」をスタートしました。これらの取り組みに賛同してくださった野﨑料理長が働く人を応援するため、社食フェアを開催。
期間中は特別に考案いただいたメニューがカフェテリアに並び、フェア初日には自宅でも健康を考えたおいしい食事を手軽に取り入れられるよう野﨑料理長の実演による調理セミナーも開催してくださいました。

-調理セミナーの様子
1品目「茹で鶏ラーメン」

水の中に煮干し・削り節・昆布を加え、沸騰したら鶏肉を入れ20分茹でます。
鶏肉を取り出し、残った茹で汁の中に醤油・豆板醬・ラー油で味を調えると、あっという間に土台となるスープが完成。
具材はスープの味をより引き立てるようあっさりした鶏肉・長ネギ・ニラの3点。
最後に大葉と焼き海苔を添えます。大葉はちぎってのせることでより香りが立ち、風味が豊かになるそうです。

野﨑料理長:「ラーメン屋さんが2~3日かけて、出汁を取りますけど、たった20分でいいですよ。」と声をかけながらテーブルを回り、実際に食べた参加者からは「短時間でダシをとったと思えないほどコクがあって美味しい」と皆さん大絶賛。

2品目「鰆の淡煮」

最初に鰆両面に塩を振り、20分~30分ほど置きます。
野﨑料理長:「基本的に煮魚は煮汁を沸騰した中に魚を入れる。そうすることで生臭くならない・表面のたんぱく質を固めて旨味を逃がさない。と言われていますが、表面のたんぱく質が固まることによって煮魚に重要な味も入らないということです。ですから必ず煮る前に塩味をいれて20分~30分おくことによってこれが味になります。そうすると水から沸騰しただけで簡単に煮魚ができます。」と教えてくださいました。
鍋の中に具材となる鰆・椎茸・長葱・豆腐を入れ、そして水・薄口醤油・酒・昆布を加え火にかけます。沸騰したら若布を入れ、2品目もあっという間に完成です。


試食後、参加者からの家庭料理に関する質問ではこんなお話しもしてくださいました。
野﨑料理長:「家庭料理であれば、添加物が入っていないし費用はとても安い。なんでもかんでも食材を寄せ集めるのではなく、シンプルに調理して食べられることが家庭料理のいいところですよね。昨今は手間をかけないとおいしくならないと思われてしまい、料理する楽しさや自由さがなくなってしまったように思います。高級食材は確かにおいしいですが、野菜の皮だっていくらでも料理できるし、おいしいです。大事なのはその素材をいかすこと。」

今回実演いただいたお料理は食材もシンプルで自宅でも簡単に作ることができます。
健康的な食事とは時間を掛けて凝ったものを・・と考えてしまいますが、シンプルな食材でも素材の活かし方を学び、工夫することで手軽に取り入れられることを調理セミナーを通して教えていただきました。


最後に野﨑料理長から「毎日忙しく働く人たちには、おいしい食事を食べて元気に仕事をしてほしい」とメッセージをいただき、美味しいお料理と楽しいトークで食の深い魅力に触れることができた調理セミナーとなりました。

 

〜日本列島を結ぶ、奇跡の饗宴〜
<食育丸の内シェフズクラブ10周年特別企画!>

 

「丸の内シェズクラブ」発足から10周年を記念して開催された「ロングテーブル “絆KIZUNA”」の様子をレポートします。

-シェフたちとの旅が結実した日

2018年11月8日。丸の内を南北に貫く交通の軸である丸の内仲通り。
車両が行き交う車道に、この日だけは特別に、素敵に演出された真っ白なロングテーブルが出現!足早に行き交う人びとが思わず足を止めます。
本イベント「ロングテーブル “絆 KIZUNA”」は、丸の内・仲通りを舞台に行われた二重橋スクエアオープン記念イベント「WHITE WIGHT NAKADORI」開催期間に合わせ行われました。
このロングテーブルは日本列島をイメージし、トップシェフたちと食を通じて繋がったご縁ある産地や人々とこれを機会に「日本の素晴らしい食文化を発信したい!」という想いもこの企画に込め「丸の内でロングテーブルをやりたい!」というミクニマルノウチの三國シェフの一言から始まり、丸の内仲通りの真ん中にて、地権者や行政の理解のもと、取り組みに多くの共感を得てついに実現に至ったのです。沿道の様々な関係者の協力を得て実施されたこの取り組みは、
エリア全体の賑わいを作り出す事例として画期的なもので、多くのまちづくり関係者からも称賛を受けるモデルケースとなるイベントになったと言えるでしょう。

食育丸の内「丸の内シェフズクラブ」では、26名のシェフが名を連ねます。
この10年間、料理界の精鋭シェフ26人と共に、地域活性や、食材探しを目的に北は北海道、南は沖縄まで日本全国の産地を訪ねてきました。(※食育丸の内がこれまでの10年で開催したイベント総数は、231回。イベント参加者は50万人を突破。/2008年〜2018年9月)。
現地の食材を使ったオリジナルメニューを丸の内で楽しめる「旬のシェフズランチ」や、2011年には東日本大震災を機に復興支援として「Rebirth 東北フードプロジェクト」が始動。東北のシェフらと連携し、地元食材を使ったメニュー、石巻・気仙沼の食材で作る缶詰「はらくっついTOHOKU」の開発など、東北の食ブランドの再生を推進してきました。缶詰は現在6商品誕生し、累計約10万個 (2018年6月現在)を販売。現地での雇用を生み出し、首都圏では災害時の備蓄食糧として活用されました。
シェフと産地の方々にとって思い出深い取り組みや訪問は、その後も食材を介した関係として現在へ続いています。


いよいよ、秋晴れの気持ち良い気候のなか、料理を心待ちにする人々が真っ白なテーブルクロスがかけられたロングテーブルにつきました。全員でグラスを傾け乾杯!ランチがスタートです。

-ここにしかないコラボレーションメニュー

お待ちかねのお料理は、長さ約25メートルにもなるロングテーブルを日本列島に見立て「丸の内シェフズクラブ」の代表シェフたち4名が、育んで来た「絆」を、1日限りのコラボレーションメニューで表現し、多くの方々に味わって頂くスペシャルな内容です。またシェフと地域がタッグを組んだメニューの数々はキッチンカーやマルシェブースで提供されました。



「ミクニ マルノウチ」三國清三シェフ×北海道羅臼・東京

三國シェフはビーガン料理を作ります。タッグを組むのは特別ゲストである和ビーガン料理人・本道佳子シェフ。
前菜「三國スタイル マッシュルームと羅臼昆布のスープ」
メイン「白インゲン豆と羅臼昆布の煮込み 江戸東京伝統野菜・大蔵大根と知床羅臼昆布塩添え」
デザート「アーモンドミルクプディングと東京フルーツ」



「イル ギオットーネ」笹島保弘シェフ×福井・宮城

笹島シェフの故郷でもある福井県と復興支援で度々訪れた、宮城県の食材を使います。
前菜「福井県の九頭竜まいたけの炭」
メイン「宮城県石巻銀鮭とふくいサーモンのパスタ 黄柚子の香りで」
デザート「エスプレッソのパンナコッタとフルーツ」



「アンティカ オステリア デルポンテ」ステファノ・ダル・モーロシェフ×山梨甲州

ステファノシェフは食育丸の内の活動の中で、最初に訪れた地、山梨県・甲州地方の贅沢な山の幸を使います。
活動の中で、2012年には現地山梨のシェフたちが集う「山梨シェフズクラブ」も誕生しました。ロングテーブルには、山梨県関係者のお顔も見えます。
前菜「甲州サーモンコンフィ 黒にんにく」
メイン「甲州ワインビーフ “ホホ肉”のブラザート」
デザート「ティラミス」



「サンス エ サヴール」鴨田猛シェフ×北海道江別・三重

鴨田シェフは北海道・江別と、取材でも訪れた三重県の食材を使います。
日本の小麦自給率はわずか10数パーセント。北海道産の小麦「キタホナミ」を使って焼き上げたクランブルクッキーは希少。「日本の小麦のおいしさを知ってほしい」と話してくれた、鴨田シェフ。
前菜「地中海産ヒヨコ豆と落花生のオーモス 海の幸とトマトのマリネ アプリコットのペースト」
メイン「三重県の三重ジビエ鹿ロース肉のロティ ポワブラードソース 栗かぼちゃのクリーム グリオットチェリー」
デザート「江別産ヨーグルトと蜂蜜のエスプーマ クランブルクッキー サングリアと季節果実のゼリー」

-これからの10年を見据えたシェフたちの想い

次々に運ばれてくる料理を、テーブルを共にする人にシェアしながら和やかに食事が進むなか、これからの「食育丸の内」について語られたシェフの想いは以下の通り。

笹島シェフ「復興支援の活動は私にとってかけがえのない体験でした。地域のシェフとの出会いや継続する大切さ。一生忘れられないプロジェクトです」
鴨田シェフ「子ども向けの食育プロジェクトも、働くママの多い丸の内だからこそ続けていきたい」
ステファノシェフ「多くの場所、多くの生産地に訪れることは料理を作る上でも大変刺激になるんです」
三國シェフ「ビーガン料理、ハラル料理など多様性に呼応していかなければならない時代です。東京、そして日本の中心である丸の内から、食の可能性を全国に問いかけていきたい」

また各地方から東京に足を運んでくれた生産者さん、羅臼天然昆布会長の井田一昭さん。いつも丸の内まで赴き、羅臼昆布の魅力を伝えてくれています。「三國さんの腕にかかればさらに美味しくなる!」と嬉しそうに感想を述べました。

当日は、クリスマスイルミネーションの点灯式も行われ、丸の内一帯が北欧をテーマにしたクリスマスの装いとなりました。
夕方から立ち並んだキッチンカーでは、各レストランがとっておきのお料理を用意し、ロングテーブルでゆったりと楽しめるイベントが続きました。


左)mikuni MARUNOUCHI「東京都/北海道羅臼町 白インゲン豆と羅臼昆布の煮込み 江戸東京伝統野菜・大蔵大根と知床羅臼昆布塩添え」
右)アンティカ オステリアデルポンテ「甲州ワイン牛のホホ肉ラグーソースのショートパスタ」


左)イル ギオットーネ「石巻銀鮭と福井サーモンのリゾット柚子風味」
右)Sens & Saveurs「町村農場ヨーグルトと田中養蜂場蜂蜜のエスプーマ サングリアと季節果実のゼリー」


左)CHINESE 青菜(チンツァイ)「汁なし和え担々麺」
右)銀座寿司幸本店「甲斐サーモンのおにぎり 甲州小梅添え」

日本全国の産地とシェフが出会い、関係を育んできたからこそ実現した今回のイベント。食育の輪が、丸の内から全国、全国から丸の内へと拡がっては繋がり、大きな絆が生まれています。この先の新たな10年に向けて、ますます期待が高まる一日となりました。

「丸の内シェフズクラブとは?」
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花々のつぼみもようやく咲きはじめ春の訪れを感じる3月下旬、
量り売りマルシェ「gramme Marchē」が開催されました。
今回は初の試みとして都内の人気店や地方で愛される8つのパン屋さんが登場!
オープン前から行列が続き小麦の香りでお客様を楽しませました。


野菜や果物はもちろん、パンや焼き菓子も特別に量り売り。

グラムマルシェの「欲しいものを必要なだけ。」「食材を無駄にしない、地球にもお財布にもやさしい購入方法」というテーマに合わせて、特別に普段お店では販売されない量り売りや小売りのスタイルでパンが並び、食べ比べを楽しまれるお客様も多くいらっしゃいました。


参加店舗は、表参道や三軒茶屋に店舗を構える名店
「パンとエスプレッソと」「小麦と酵母 濱田家」
地域に愛され続ける有名店「How Lovely」「AUX BACCHANALES」
最高級パンで人気を誇る「最高級パン専門店recette」
東京では購入することのできない地方の名店「パン工房クーロンヌ」「丘の上のサフラン」「ZOPE」計8店が集結!
一切れ400円のこだわりのパンや、その場で大きなパンをカットするパフォーマンスなど
どのお客様も終始ワクワクしながらお買い物を楽しんでいました。


パンのお供にぴったり!色とりどりのサイドメニュー

パンと一緒に楽しむことのできる、天然素材を使用したコンフィチュール(ジャム)や
砂糖・農薬を一切使用していないドライフルーツも店頭に登場!
試食をしながら、購入したパンと合うのはどれかな?と選べる時間もグラムマルシェならでは。


量り売りをより身近に。生産者・作り手との気さくな会話

安心・安全な食材が並ぶだけではなく、実際に生産者や作り手から食材について直接聞いて購入できることも魅力のひとつです。
お客様からは「毎回きています!普段遠くて行けないところでもここでなら購入できるので嬉しいです。」
「量り売りなので色んなお店の商品を楽しめる!お店の人の話を聞きながらだと安心できる!」との声も。
参加型イベント「グラムコンテスト」も開催!
グラムマルシェで\1,000(税込)以上お買い上げのお客様を対象に、小袋のジャム(ポーションジャム)等をはかりに載せ、123gちょうどを量ることができた方には「ジャストグラム賞」として黒トリュフソルトなどの賞品をプレゼントするなどマルシェをより一層盛り上げました。


青空市場×丸の内マルシェ「gramme Marché」
会場:丸の内ビルディング1Fマルキューブ
実施日:2019年3月27日(水)~29日(金)
主催:丸の内グラムマルシェ実行委員会
(三菱地所㈱、㈱寺岡精工、㈱青空市場、三菱地所プロパティマネジメント㈱)
協力:株式会社寺岡精工
後援:FOOD ACTION NIPPON推進本部、農林水産省、千代田区、千代田区観光協会

『ミネラル豊富な土壌が育んだ畑のごちそうと
海からの豊かな恵み
健康長寿のための郷土料理と今を創造する
新しい島の食卓を囲んだ交流会』

旅を締めくくる交流会では、宮古島に根付く昔ながらの郷土料理と、伝統を受け継ぎ、今を創造する料理と、2つの魅力的な食卓が並びました。郷土料理を担当したのは、地元・宮古島の魅力を発信すべく、フード・観光コーディネーターとして活動している武富暁代さん。
「生命力があって味が濃い」という自慢の島野菜を使った料理や、漁師町育ちならではのなまり節を巧みに取り入れた料理など、大地と海の恵みがたっぷり詰まった全13品を用意してくださいました。

雨が降ると土に生える野の藻「念珠藻(ネンジュモ)」や、林で採れる野草「オオタニワタリ」など、耳馴染みのない食材の名前に脇屋シェフは興味津々。中でも、「これは衝撃的」とおいしさをかみ締めていたのは、武富さんが海辺で採ってきたというハマンギャナ(ニガナ)。「見た目はやわらかそうなのにモチモチ。予想を裏切るしっかりとした食感に驚きました」。初めて食べたというパパイヤの煮物も、「煮込むという発想がすばらしい。パパイヤはサラダかフライでしか食べたことなかったので。煮るとこんなにホクホクになるんですね」と感激。「いろいろ使えそう」と刺激を受けた様子でした。

対して、“今”の食卓を担当したのは、2019年5月、宮古島に誕生するリゾートホテル「the rescape」の料理長に就任した石原鉄哉さん。「昔ながらの島の調理文化を大事にしつつ、新しい感覚でフランス料理に落とし込みました」というメニューは、美しい色彩で食材の個性を引き立たせた4品。アカジンミーバイ(スジアラ)、夜光貝といった海鮮や、田芋やビーツなどの野菜、宮古味噌、ズマミ(ピーナッツ)豆腐など、島の食材がふんだんに取り入れられた料理です。

今回の「the rescape」オープンに合わせ、本土から島に移住してきたばかりだという石原さん。「生産者さんがいろいろな食材を提案してくれるので、料理のアイデアがどんどん膨らみます」と嬉しそうに話すと、「海からも畑からも、旬の食材を新鮮なうちに手に入れられるという環境がすばらしい。料理人にとって大きな喜びですよね」と脇屋シェフ。武富さんも、「“旬のうちにいただく”という当たり前のことが守られてきたのもこの島なんですよ」と言葉を重ねます。

季節に沿った食事が健康な体を作る。食事は命の薬。「だから島の人はみんなこんなに元気なんですね!」と、島の食文化の真髄を知る貴重な交流会となりました。

(写真/大城亘(camenokostudio) 文/岡部徳枝)

『マングローブが生い茂る入り江で、
豊かな生態系を学び、蟹漁を体験
入り江の王様「ガザミガニ」で脇屋シェフによる
至極のチリソース料理も』

宮古島の西、伊良部島と下地島の間に、マングローブが生い茂る入り江があります。この入り江のことを「小さな頃から遊び慣れた庭のようなもの」と語る吉浜崇浩さんは、その地形や生息する生き物、植物など、生態系を知り尽くしたスペシャリスト。

「入り江の淀みがプランクトンを生み、それが穏やかに沖に流れて、熱帯魚や蟹を形成する。熱帯魚は死んだサンゴを食べて砂を作ってくれます。ところが今は、どんどん砂が減少している状況。美しい島の自然を守らなくては、と立ち上がりました」

マングローブには、大きな渡り蟹「ガザミガニ」をはじめ、多種にわたる蟹が生息。そんな蟹と人が共存できる理想的な自然環境を守り続けたいと、蟹を育てて捕るという養殖・漁業に取り組んでいます。さらには「蟹目線で伝える」をモットーに、マングローブの生態を観察し、蟹漁を体験するツアーも実施。ひたすら蟹に愛を注ぐ活動から、今では「蟹蔵(かにぞう)」の名で親しまれるようになりました。

脇屋シェフは、その蟹蔵さんと一緒にマングローブ散策ツアーへ。小さな蟹や魚が隠れているという砂穴を掘り起こしたり、木漏れ日の下、ひざ下まで浸かる水の中を歩いたり。「いろんな生き物が助け合って共存している世界。こんなふうに手つかずの自然を感じられるのは初めて」と目を細めます。途中、蟹蔵さんが仕掛けておいた罠の蟹かごをシェフが引き揚げる場面も。かかっていたのは、小さな2匹。残念ながら、本命のガザミガニはゲットできませんでしたが、「やらせで罠に仕込んでおかないところが蟹蔵さんの素敵なところだね」と笑いました。

散策後は、事前に捕れたガザミガニを使った料理でランチタイム。なんと脇屋シェフが東京から持参した特製チリソースで蟹チリを調理してくれることに。台所で包丁をふり上げ、大きな蟹を華麗にさばいていく姿に一同惚れ惚れ。蟹蔵さんも、きれいにカットされた蟹を見て、「いつもよりおいしく見える」とぽろり。完成したのは、スイートチリ、タイ風カレーチリの2種類。蟹蔵さんのご家族が作ってくれた蒸し蟹や蟹出汁そうめんなども並ぶ、蟹づくしの食卓を囲みました。


「ごはんがすすむチリソース。無言で夢中で食べてしまいます(笑)」という蟹蔵さんに、蒸し蟹を食べて「自然の旨みがたまらない」と、脇屋シェフ。「泡盛を飲ませて“酔っ払い蟹”にしたらおいしそう」という新しいアイデアも。真っ青な海と空をバックにした絶景ロケーションでいただく自然の美味。島の豊かな恵みを五感で感じる贅沢な時間となりました。

(写真/大城亘(camenokostudio) 文/岡部徳枝)

『高音多湿な南国の気候に合わせて先人たちが生み出した
食材の知恵、伊良部島佐良浜で明治時代から根付く
伝統の保存食「なまり節」の魅力を体感』

かつおの水揚げ沖縄一を誇る宮古島。中でも伊良部島佐良浜は、明治時代より続くかつおの一本釣りとかつお加工業が今なお息づく漁師町として知られています。脇屋シェフが訪れた「友利かつお加工場」は、伊良部島で一番新しい創業30年のかつお加工場。二代目の友利真海さんが、先代から継いだ伝統製法を活かして、かつお節や昔ながらの保存食「なまり節」をはじめ、さまざまな焙乾製品を作り出しています。

訪ねたときは、ちょうど焙乾の真っ最中。かまどからもくもくと立ち上る煙、木炭の匂いと焙された魚の香り。木の台の上にずらりと並べられた美しいカツオの光景が圧巻です。
「なまり節はかつお節になる前の状態で、燻製のようなもの。茹でて骨抜きしたかつおを火で焙って乾燥させます。最初の30分で色を付け、残りの30分で蒸らし、1時間ほどで完成。これを長時間続けていくとできあがるのがかつお節です」

遠洋で釣り上げられたかつおは、すぐに加工するのではなく、海水と共に冷凍されたまま十分な時間寝かされ、身を弱らせてから窯茹でされるのだそう。「なるほど、細胞を一度壊すことによって身がしまるんですね。適度な塩水も入って、それでおいしくなるんだ」と、脇屋シェフ。茹でたあと骨抜きする際も扱いやすくなり、血合いの生臭さも減少するのだそうです。

焙乾には、「手火山式」という伝統製法が用いられますが、「友利かつお加工場」の特徴は、通常より火とかつおの距離が近いこと。直火の力でより香ばしく中はしっとり、旨みをぎゅっと閉じ込めた仕上がりです。

モクマオウという樹木を薪に使用するのも島の伝統です。「伊良部島のインフラが整っていなかったころ、基本の燃料は薪でした。それで薪に適した木として海岸沿いにたくさん植林されたのがこのモクマオウ。外国産ですが、火力が強くて火持ちがよく、成長が早い。防風林としても活躍するので適材だったのです。香りもよく、匂いの邪魔をしないのでなまり節にぴったり。今は主に台風や虫食いに遭った倒木を利用しています」

「すごいなぁ、先人たちの素晴らしい知恵が詰まっていますね」と感心しきりの脇屋シェフ。実は島に訪れる前、このなまり節で特製のXOジャンを試作していました。「たっぷりの旨み成分と、かつお節とは違う独特の食感、風味を活かして作った」という特製XOジャンは、交流会の際、みんなで試食。ふだんはチャンプルーやお味噌汁などに、そのままの味で使われているなまり節が、こんなふうにアレンジされるとは!と島の人たちも感動。「島の方たちはもう少し甘い味が好みなのかな。皆さんの意見を持ち帰って、味のバージョンアップに励みます」と笑顔で意気込みを語っていました。

(写真/大城亘(camenokostudio) 文/岡部徳枝)

「1日2000kcalの食事をとりましょう」 そう言うと、ダイエットを頑張っている女性ほど「そんなに食べたら太ってしまう!」と反論するかもしれません。でも、その“カロリー控えめ”なダイエットは成功したでしょうか?リバウンドしたりしていないでしょうか?

「たっぷり食べている女性は美しい」
これは、ミス・ユニバース・ジャパン オフィシャルトレーナーとして、「世界一の美女の卵」たちに食事指導をしてきた著者の結論です。美しさを目指して食事量を減らしている女性は、なぜかパッと目を引く魅力がありません。反対に、著者の指導によりしっかりと食事をとるようにした女性は、キラキラとしたオーラを身につけ、みるみる輝きを増していくのです。

本書では、多くの女性が信じている“ヘルシーな食生活” “カロリー控えめな食事”こそが、「痩せにくい身体」「脂肪を溜め込みやすい身体」をつくってしまうメカニズムを説明。「朝食に一杯飲むならスムージーよりココア」「毎食、片手ひと盛り分のたんぱく質」など、今日からすぐにできる“幸福感まで失わない”ダイエット方法を教えます。

ポイントは、今食べている「中身のないカロリー」を「中身のあるカロリー」に置き換えること。このルールを守れば、食べる量を増やすことはもう怖くありません。
何より、「もっと痩せなきゃ」「もっとダイエットしなきゃ」というストレスから、一生解放されるのです。

◆著者
細川 モモ(ほそかわ もも)
予防医療コンサルタント
社団法人Luvtelli Tokyo & NewYork.代表理事
2011〜2015年 ミス・ユニバース・ジャパン ビューティーキャンプ講師
Internaotional Nutrition Supplement Adviser.の資格を取得後、2009年に予防医療のプロフェッショナルチーム「Luvtelli(ラブテリ)Tokyo&NewYork」を日本とNYに発足。5年に渡り世界一の美女候補の身体づくりをサポートし、美と食と健康について分析を行う。11年より女子栄養大学・順天堂大学と共に「卵巣年齢共同研究PJ」「高崎妊婦栄養研究PJ」など、女性と次世代の健康と食にまつわる共同研究を複数手がけ、2014年に三菱地所とともに働く女性の健康支援を目的とした「まるのうち保健室」をオープンし、日本初の「働き女子1,000名白書」を発表。数々の試みがNHK「クローズアップ現代」、日経新聞他に取り上げられる。厚生労働省による「データヘルス見本市2015」で“健康づくりのプロ”として登壇。
農林水産省「地域食文化活性マニュアル検討委員会」委員。著書『タニタとつくる美人の習慣』(講談社)『細川モモの美人食堂』(主婦の友社)など。マイナビウーマン他連載多数。

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