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Will Conscious Marunouchi 2019 働く女性応援月間 “ここちよい私”に出会う まるのうち保健室オープンセミナー徹底レポート[後編]

去る2月に行われたWill Conscious Marunouchi 2019 働く女性応援月間のオープニングイベントとして、「“ここちよい私”に出会う まるのうち保健室オープンセミナー」が丸ビルホールで行われました。イベントには、モデルの大屋夏南さんや産婦人科医の栄美玄先生が登場。女性が楽しく、健康的な働き方を適えるために30日間でチャレンジができる「Conscious Woman Diary」の新習慣メソッドの解説やアドバイスを聞いた第1部と、そのメソッドを日々の暮らしにどんな風に生かすことができるか、働き方のタイプ別診断も挟みながら、モデルの大屋夏南さんと一緒に「美しく楽しく生きる秘訣」について考えたトークセッションの第2部から構成。
本レポートでは、前編と後編に分けてお伝えします!

第2部「ゲストトークセッション」
【登壇者の皆さん】

三菱地所株式会社 Will Conscious Marunouchiプロデューサー 井上友美さん
一般社団法人ラブテリ代表理事(まるのうち保健室監修) 細川モモさん
モデル 大屋夏南さん
丸の内の森レディースクリニック 院長 宋美玄先生


-無理せず、楽しくが基本。

大屋夏南さん(以下、大屋さん):私もとても忙しくて、長い時は1日16時間くらい撮影していることもあります。そういう時は家に帰っても何もできず、そのまま寝てしまうこともしばしば。一生懸命何かを続けようと思っても続けられないとそこから、新たな罪悪感が生まれてストレスが増え、悪循環になってしまう。本当に小さなことでいいので、自分が無理せずに続けられることに取り組んでみるのがおすすめです。例えば、これまではティーバッグでお茶を淹れていたけれど、今日は葉っぱから淹れてみよう、とか。そんな小さいことで、心が潤っていくんです。また、流行っているものではなくて自分に合う良いものを探していくのがいいと思います。自分に合うものは何か? 豊かな気持ちになれることは何か? リラックスできるのは何か? と自分の気持ちを探っていくことが大事ですね。そうすれば、無理せず続けていくことができると思います。

細川モモさん(以下、細川さん):新しいことを習慣化するのは大変です。10日以上続けると定着しやすいと言われているので、まずは10日間を目標に続けてみること。また、全てを一度にやろうとしない。ひとつひとつ、ペースを考えながらマラソンのように続けていくのがよいのではないかなと思います。

宋美玄先生(以下、宋先生):食事、運動、そしてマッサージ! う~ん、すごく真面目! 16時間働いて、ヨガもやって、マッサージもなんて、そんなの大変! お茶っぱだけで充分ですよ!(会場・笑)さらに、食事も~なんて追求するあまり、ストイックなことになってしまうのはどうかなと思います。自分を許してあげることも時には大事です。

大屋さん:私もマッサージ、運動、全部やるなんて無理ですよ! リラックスする方法を自分の歩幅で選べるようになるといいですね。

-あなたはどの傾向? 30代ソロ女。

セミナーの中盤では、働く30代の独身女性の仕事観やワークライフバランスを徹底分析したシティリビングのタイプ別診断「30代ソロ女(と検索すると診断できます)>>リンク」にもチャレンジしました。診断によってタイプは5つに分かれ、事前にチャレンジしたゲストも会場の皆さんとその結果をシェアしました 。

大屋さん:私は“エンジョイヌ”でした!

細川さん:なんと壇上の皆さん全員が、コミュニケーション&働きやすさ重視の “エンジョイヌ”タイプだったようですね(笑)。血気盛んな女性が多いのかな? あんまり休むのが得意じゃない、どちらかといえば生産性などにこだわってしまう種族…(笑)なのかもしれませんね。休むときは休むというスイッチの切り替えが大切なのかもしれません。

大屋さん:こういったテストって、2~3回やると結果が変わることがありますよね。でも何回やってもエンジョイヌ! やっぱり、エンジョイヌなんだなと(笑)。働くことも遊ぶことも好きですから、納得が行くところがありました。働きやすい世の中になってきたので、これからはこのタイプのひとが増えて行くのかなと思いました。

井上友美さん(以下、井上さん):そうですね、私も休むのが得意じゃないほうなので、働いて働いて、ただただ壁にぶつかっていた時代を思い出してしまいました(笑)。大屋さんもおっしゃっていたように、意識的にリラックスすることに取り組まなければならないなと思いました。

宋先生:仕事もライフも目の前のことに全力で向かう“ゼンリョクロヒョウ”タイプの方も会場にいらっしゃいましたね。私の患者さんにも多いタイプです。正義感を持って突っ走る方が急にバタッと、からだを壊されたりするのかなと思いますが‥‥。こういう方は一度、強制的にお休みを取るのがいいかもしれないですね。私がいなくても意外と回るじゃん!? となってみることが大事です。

大屋さん:仕事もライフもコツコツ堅実な “シッカリスザル”タイプがこの会場では一番多く見受けられましたね。私のマネージャーさんも“シッカリスザル”だったんです。すごくマメで、丁寧な方です。私は継続が得意じゃないんですけれど、コツコツと続ける姿勢を見習いたいです。

細川さん:好奇心旺盛、私らしく働きたい“アリノママングース”タイプも、会場は2~3名いらっしゃいましたね。知的好奇心が強いと若々しくいられるので、素敵だなと思いますね。一方、好奇心が多い場合は飽きっぽくもありますよね。腰を据えて、長く続ける視点を持ってみるといいかもしれませんね。

宋先生:家庭重視のしっかり者“カテイテキツネ”タイプはこの会場には少なかったようですけれど(笑)、素晴らしいと思います。一家に一人いてくださるといいですね。アドバイスとしては、頑張りすぎないことかな。
「自分の選択肢」を持つこと。

第2部では、働く女性として、モデルの大屋夏南さんにお話を伺いました。
後半では、会場の皆さんから事前に集めたアンケートから質問をまとめて、大屋さんにお応えいただきました。

____「大屋夏南さん、YOUTUBEを見てコスメなどを参考にさせていただいています。食材はこだわっていますか購入していますか? また、時間がないときの食事は、どんなものを召し上がっているか教えてください」

大屋さん:食材はできるだけオーガニックのものを食べるように心がけています。けれど全てオーガニックにするのは難しいので、そのまま食べるような野菜の中でも葉物はできるだけオーガニックにするなど工夫しています。それから、白砂糖だったところを黒糖に変えてみるとか、サラダ油をオリーブオイルに変えてみるなど、また調味料はできるだけオーガニックのものにするなど、自分でできる選択をするようにしています。おやつはもともと鶏卵アレルギーがあるので、あまりたくさんは食べないのですが、できるだけ血糖値が上昇しにくいもの、低GIのもの、ドライフルーツなどを摂るように。時間がないときの食事‥‥これはもう多めに見ますかね(笑)? 大切なのは選び方だと思うんです。コンビニに頼ることもありますよね。コンビニの中でもからだに優しいもの。バナナやヨーグルト。グルテンよりお米、いつもはジュースのところをお茶にするなど、忙しいときは難しく考えなくてもいいのかなと思います。続けられなくなるし、ストレスにならないように。心地よく長く続けられることを大切にして、工夫したいですね。

宋先生:私も、無理せずにできることから取り組めば良いと思います。私は少し前に玄米に変えました。繊維も取れるし、血糖値も上がりにくいし、それだけで栄養を摂ることができるんです。コンビニってナッツのおやつなども売ってますし、優秀だし、実際に助かっていますよ。

細川さん:私も自炊はしますが、子どもも小さいので、ゆっくり作れないときは丼物も多いですよ。スープなど一品物の中にどれくらい具を増やせるか。お味噌汁の中に根菜を加えるとか。短い時間の中でたくさん摂取することのできる上手なやりくりを心がけています。

井上さん:忙しい時って一人で簡単に済ませがち。そういう時こそ、誰かと一緒に食べることで話をする。コミュニケーションをとることで、ストレスも発散して、ゆっくり食べられるので栄養もきちんと吸収できると思います。

「眠る」もさまざまに工夫してみよう。

_____「睡眠の質を高めるときに工夫していることはありますか? 寝るときに着るものなども教えてください」

大屋さん:寝るのはとっても大好き。からだを温めること。足首はレッグウォーマー、かかとソックスで保温。足湯もします。目には、玄米アイピロー。すごく気持ちいいです。自分が心地よいものを探って行くのがいいですね。海外ではサウンドマシーンを使う人も多いですね。心がけているのは寝る場所はスッキリさせること。寝ることに集中する。泥のペーストを足の裏に塗って、キッチンペーパーでクレイペーストパックをすると、ぐっすり眠れます。それから、眠る前に食事をしないようにしています。お腹が空いていても、食べてしまうと消化にエネルギーを使ってしまうので、寝つきが悪くなったり、深く眠れなくなってしまうのです。どうしても食べたかったら、もうちょっと起きておくようにしています(笑)。

細川さん:睡眠時間が6時間を切ってしまうと翌日に疲れが残ると言われます。また、食事の中で食物繊維をしっかり取ること。飽和脂肪酸(お肉の脂肪、生クリーム)をとると眠りが浅くなってしまうと言われているので、眠る直前に摂りすぎないように気をつけたほうがいいですね。

宋先生:眠る前に、スマートフォンをいじってしまうと、寝つきが悪くなることがあります。医学的には真っ暗にしたほうが入眠しやすいと言われています。ブルーライトが光るだけで気になってしまったりもしますね。それから、眠る姿勢が大切です。人は大の字になって眠ると腰が湾曲して、腰が痛くなります。実は横向きに眠るのがおすすめです。抱き枕を抱えて片足を引き寄せ、腰を伸ばして、眠ると安眠が得られると思います。

前向きに進んでいく自分、をイメージして。

_____「過ぎてしまったどうしようもないこと、翌日になっても気になってしまうことがあるときはどうしますか? 気持ちの切り替え方はどうしていますか?」「日によって気分の浮き沈みが激しいです。仕事をする上で毎日機嫌よく過ごすにはどうしたらいいでしょうか?」

大屋さん:過ぎてしまったことは存在しないこと、と私は捉えるようにします。それでも嫌なことがあると気になってしまいますよね。すべてはいい方向に向かうために起きているんだと思うようにしています。物事に意味をつけるのは自分。すべては捉え方だと思うんです。物事が自分の心持ち次第で変わって行く。そこから次に活かせることだけを抽出して前に進むようにします。少しくよくよしたとしても、それも悪いことではないと思うんです。落ち込んで消化する時間も時には大事。しっかり向き合った後に切り替えて前に進みます。長い目で見たらきっと私にはその時間が必要だったんだな、と思えるはずです」

_____前へ進んでいることが前提。

大屋さん:悩んでいる時間が長くなったら時間がもったいないです! ポジティブなことができる時間がなくなってしまいますから、切り替えて楽しいことをたくさん考えて欲しいです。

宋先生:私の場合は、まずはくよくよと落ち込む、かな? わざと思い出して、そのことに対して耐性をつくる(笑)。冷静に分析してみると、受け入れられるようになってくるものです(笑)!

壇上で飛び出す様々なエピソードに、会場は時折笑いに包まれながらイベントは和やかに終了しました。参加者の皆さんは、この日から30日間の「Conscious Woman Diary」の新習慣メソッドにチャレンジをスタートさせるとあって、様々な心強いアドバイスや人生のエピソードを真剣に聞き入っている姿が印象的でした。参加者の皆さんからは「楽しかった」「参考になった」「がんばろうと思います」などの声が寄せられていました。
仕事やプライベートな時間を楽しみながら、心もからだもバランス良く、毎日の習慣と向き合っていけるといいですね 。新習慣メソッドは全部で5つ。“食べる”習慣にもとづく・たんぱく質のある朝ごはんを食べる・栄養のあるおやつを食べる ・カフェインを抑える “運動”習慣にもとづく・“ちょこっと運動”を意識する そして“睡眠”習慣にもとづく・6時間以上の睡眠をとる できるところから是非取り組んでみてはいかがでしょうか。

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