<まるのうち保健室2016> 事前測定会レポート
2016年8月25日より5日間に渡り「まるのうち保健室」事前測定会が開催されました。同保健室の開催は今年で3年目を迎えます。
本年は第1期、第2期「まるのうち保健室」調査により顕在化した働く女性たちの健康課題(栄養・運動・睡眠の3代不足)について、<eat><move><sleep>を軸とした「はじめやすく、続けやすい新習慣メソッド」を確立していく3ヶ年のプロジェクトとしてスタートしました。
測定の結果と指導の効果を高めるために、測定を事前・事後と2回に分けることで、どんな風に生活が変わっていくのか、食習慣はどんな風に変わるのかの行動変容を追いかけます。さらに、具体的な行動を起こせるよう、生活習慣における具体的な指導や検証を行うフィードバックセミナーも開催します。
また本年度は食事指導や、各種測定の結果と食生活記録•事前アンケートの結果から、個々人に沿った理想体型の提示や食生活•生活習慣の指導をおこなっていく従来のまるのうち保健室の項目に加え、年齢とともに低下していくと言われている運動器(骨、関節、筋肉や神経で構成される身体を自由に動かす部分)の立つ・歩く・走る・座るなどにおける、日常生活に必要な機能の状態をチェックする”ロコモ度チェック”も取り入れています。
機械に身長と年齢を打ち込み、左手の中指をかざすだけで「鉄分量」が調べられます。日本人の多くの女性が鉄分不足と言われており、これまでの測定結果からも知らずのうちに陥っている「貧血状態」の深刻さが明らかになってきました。なんと「かくれ貧血」も含めると、日本人女性の約半数が貧血状態にあるそうです。
※この時測定に参加してくださった写真の女性は「数値とても素晴らしい。疲れた時や月経前後にたんぱく質と共にビタミンを一緒に摂ると、吸収を助けてくれる。肉や魚、ひじきや高野豆腐を食べるといい、食後30以内のカフェインの摂取は控えるように」などとアドバイスされていました。
体組成計でBMI値を中心とした身体の体組成データを測定、体内の水分と筋肉のバランスなど誰にでもある身体の内外のゆがみを確認していきます。
身体の内側のデータを数値へ置き換え見える化することによって、普段から働き世代の女性が抱えている肩こりや不眠、慢性的な疲労感といった身体の悩みの原因が浮かび上がってきます。今回はスタッフが体組成計による総合評価から導きだされる、それぞれ個人の「基礎代謝量」と「内臓脂肪レベル」にそって身体の状態と、ポテンシャルについて分かりやすく伝えてくれます。
これらの数値から、脂肪量が多めの「かくれ肥満型」「肥満型」や筋肉量が多めの「アスリート型」「オーバーアクティブ型」、ベストなバランスとは言えない「省エネ型」と「寝たきり予備軍型」に加え、全てのバランスがとれた「ベストスコア」の7つのタイプのうち自分がどこに当てはまるのか導き出されます。
素足になった片方の足を機械に乗せるだけで簡単に測定できます。骨密度の低下は、腰痛や将来的に寝たきりとなるリスクを助長させる可能性があります。