まるのうち保健室2015 第1回 イベントレポート
昨年度大好評をいただいた「まるのうち保健室」。2015年度はJR「有楽町」駅から徒歩1分、とアクセスも良い「三菱地所のレジデンス ラウンジ」で終日開催。朝は9:00から、夜は21:00まで開催しているので、出勤前や、お仕事帰りに気軽に立ち寄れるのが魅力。それでは、具体的にどのような内容を受けられるのか、改めて順を追ってご説明していきましょう。
まず始めに、「食事調査票(BDHQシート)」に沿って、現在の食習慣を中心とした生活スタイルについてアンケートに答えていただきます。このアンケートでは、過去一ヶ月間の各食品の摂取頻度についてお聞きします。この食事調査票の結果は当日のカウンセリングで用いられるだけではなく、後日ご自宅に自分の食事バランスが分かる結果が郵送される嬉しい特典つき。「まるのうち保健室」の参加者は、自身の生活習慣や食習慣への関心が比較的高い方達ばかり。けれども、改めて向き合ってみると、摂取している栄養素に偏りがあることなどが分かります。ここを入り口に、参加者のみなさんはじっくりと「わたしのからだ」を中から見直す時間へと入っていきます。
「食事調査票(BDHQシート)」記入後は、タニタの体組成計でBMIを中心とした身体のデータ測定。体内の水分と筋肉のバランスなど、どんな方でもある身体の内外のゆがみをチェックします。また、一般的な健康診断ではなかなか測定することの少ない骨密度やヘモグロビンを測定。「かくれ貧血」も含めると、日本人女性の約半数が貧血状態にあるそう。そして、骨密度が低下しやすく、将来的に寝たきりになる可能性は、男性より女性の方が多いのはご存知でしたでしょうか。こうした身体の内側を詳細にデータ化することによって、普段から働き世代の女性が抱えている「肩こり」や「不眠」「慢性的な疲労感」といった身体の悩みの原因が浮かび上がってきます。「まるのうち保健室」の参加者の多くは妊娠を希望し、近い将来に出産を希望している方々です。まずは何よりも自分自身が健やかになることを目指しましょう。
測定したデータを元に、細川モモさん率いる管理栄養士チーム「ラブテリ」のカウンセラーが個別カウンセリング。現代女性が欠乏しがちな栄養素を中心に、具体的にどのような献立や食材を普段の食卓に取り入れたら良いか、オリジナルのレシピカードを元に説明したり、食習慣だけでなく、睡眠のとり方などについてもアドバイス。
特に日本人女性は、「牡蠣」などで摂取できる「亜鉛」や、最近は魚の消費も減っていることから魚から摂れる良質なオイルなども摂取頻度が低くなりがち。また、「抗酸化」に効果的なビタミンやミネラルについても、毎回の食卓だけでなくおやつの時間に摂れるようにおすすめしています。
こうした栄養素や普段の何気ない生活習慣は、すべて今のご自身の身体につながるもの。妊娠のための身体作りにも、とても大切な要素が多く含まれています。
「まるのうち保健室」では、「聖路加メディローカス」の酒見先生による婦人科セミナーを開催しています。30分程度で、婦人科の専門医師である酒見先生が、ちょっとした婦人科の悩みについて講義。月経頻度やその状態、婦人科系器官の微妙な変化や、ホルモンバランスの崩れなど、どんなことでも、ささやかな質問からお聞きしてみてくださいね。
また、協賛各社による「かつお節だし」のサンプリングや、補食についてのパネル展示も会場内で行っています。お待ちいただいている間や、測定後に、ぜひご覧下さい。