【Conscious Woman】小島未紅 #1 理想のブラを作るため

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自身の内面や体に対して真摯に向き合い、未来を照らすビジョンを持つ“Conscious Woman”。今回お話を聞いたのは、株式会社ashlynの代表で日本初のノンワイヤーブラ専門ブランド「BELLE MACARON」を立ち上げた小島未紅さんです。アパレル未経験ながらランジェリーブランドを始めたきっかけや思いから、その生き方に迫ります。そして、自身私生活とのバランスをとりながら、一人で会社を切り盛りする彼女にオンとオフ、大切にしている感覚や感性についても語ってもらいました。まずは小島さんの仕事観についておうかがいします。

自分で研究し改善しながら前に進む。理想のブラを作り上げた小島未紅さんの働き方と活力

エンジニアとして働きながらブラ作りに奔走

「私がノンワイヤーブラを作ろうと思ったのは、エンジニアとして働いていたときのことです。毎日遅い時間まで仕事をしているとブラの着用時間も長くなり、締め付けが気になっていました。しかし、その当時手に入ったのは、シンプルなデザインのノンワイヤーブラやカップ付きインナーで。レースがついたかわいいデザインがなかったんです。締め付けのあるブラジャーをつけることも、気分が上がらないブラジャーをつけることもストレスになる。そこで、ノンワーヤーブラだけどかわいいものを自分で作ってみようと思いました」。

アパレル業界が未経験だったため、そこからは手探りのブラジャー作りが始まりました。まずは着手したのは、サンプルを作るための縫製工場探し。まだ会社員だった小島さんは、お昼休みの時間を使い、しらみつぶしに工場へ電話をし、サンプル作りの協力を仰ぎました。「仕事をしながらだったので大変ではありました。でもリスクはなかったので、気持ちはワクワクしていましたね。ブラの構想を友人に話した時に『欲しい』と言ってもらえ、ニーズがあると感じていたことも後押しになり、作れれば上手くいくという思いがありました」と小島さん。その後、ランジェリーデザイナーの協力もあり、国産素材を使い手縫いで生産した「24hブラ」が誕生しました。公式オンラインストアのみの販売ながら、SNSで話題となりすぐに完売。着け心地の良さとデザイン性の高さが評価されています。

ひとりで企業経営するためには効率化がカギに

ひとりで会社を切り盛りしている小島さんは、大変だけど、今は自分の目が行き届く範囲で事業を作りたいからだと話します。「小さな会社なので、商品そのものの力が必要だと考えています。それにはお客様の目線に立つことが大切で、商品開発には2年半以上をかけて、自分がユーザーとしても満足できるレベルになるまで修正を重ね作り上げました。サイト作りも独学で、本を読んで研究。自分で作ったからこそ疑問や改善点に気が付け、すぐに対応ができています。お客様対応も自分でしているのですが、それは生の声をきちんと聞きたいからですね」。

ストレッチ性が抜群で快適な付け心地を実現

カスタマーファーストで事業運営する上で、あえて選択しているひとりでの会社経営ですが、そのためには効率化が欠かせないそう。それには、前職のシステムエンジニア時代の経験が役に立っています。「まず、自分のやっている仕事を洗い出し、その中で時間がかかりすぎていることを見つけます。そして、その方法などをシステム化や機械化によって改善する、とてもシンプルなことなんです。効率化を意識するようになってからは余裕が生まれましたね」。小島さんは家事にも効率化を取り入れていて、それにより家事にかかる時間が1/3くらいに減ったと言います。ただ目の前の仕事を処理するのではなく、どんな業務、家事をしているか改めて認識することが余裕を生む。余裕があればリフレッシュしたり、時間をかけたい業務に集中したりできると、仕事にまい進するヒントを教えてくれました。

Profile
小島未紅(こじま・みく)
1991年生まれ。新卒でNTTグループに入社しエンジニアとして働く。2016年に株式会社ashlynを立ち上げ、アパレル未経験ながらにノンワイヤーブラ専門ブランド「BELLE MACARON」をスタート。2018年11月に発表したオリジナルランジェリー「24hブラ」は、SNSを中心に話題となり、最高日商500万円の売り上げを記録した。

BELLE MACARON
http://www.bellemacaron.shop/

写真/橋本真美 文/河崎まりあ