<まるのうち保健室特別セミナー第4回>働く女性のための基礎料理学 ~家族を健康にする食事の知恵~
「私は一週間分の献立を考えながら、買い物メモを作ってスーパーなどに買い物に出かけます」と、一週間の献立をスライドで見せ、子育てしながらも、家族、なにより子どものために、栄養バランスを心がけている宇野さん。その中でも特に、買い物メモをきちんと事前にすることによって、「購入スキルを高める」ことが目的だという。確かに、多くの食材を買い込みすぎたり、その場の勢いで買ってしまいがち。食材が余ったり、使い切れずに冷蔵庫で腐らせてしまうことも。逆に時間がなくて、料理に手間がかからず保存がきく冷凍食品などは、添加物が入っていたりなど、どうしても理想な栄養バランスを取るのが難しくなっているのが現代の食卓事情。購入スキルを高めることで無駄を省く事にもつながるという。
また、「私の場合は、旦那さんがとても食べる人なので(笑)炭水化物に偏らず、タンパク質や乳製品、発酵食品を取り入れる工夫をしている」という鶴田さん。もちろんタンパク質は、お肉だけだとどうしても脂質を多く取りがち。そこで海のミルクと呼ばれる「牡蠣」や畑のミルクと呼ばれる「大豆」などを取り入れるとか。そうした栄養の変換をうまく取り入れながら、日々の献立を作る工夫をしていくこと。しかし、そんな工夫自体も、なかなかどうやって学んだらよいのか。もちろん、まるのうち保健室の参加者の皆さんには、測定結果とともに渡されるカードの中に「フードバランスプレート」というものがありますので、ぜひ活用してみてください。自分の体に必要な栄養素を取り入れるためのおすすめ料理や、不足している栄養素に対して、取り入れるべき栄養素が含まれる食材の紹介や、その組み合わせをもとに、多くの献立が作ることが可能です!
多くの働く女性に、食を通じて体質改善や栄養不足改善、健康体へのサポートをしてもらうことが「ラブテリ東京&NY」が考える基礎料理学です。
「一手間かけることで、実は多くのことが省かれる余裕が生まれることはご存知でしょうか?私がいまSNSで紹介している自宅の食卓の献立写真。はたからみると非常にハードルが高い料理をしているように見えるかもしれません。実は、購入してきた野菜などをすべてその場で一気に下処理して保存して、使う分だけ毎回冷蔵庫から出して使っているんです」と細川モモさん。
すこしだけご紹介すると、たとえば大根。
1、まずカット野菜。切り方も、例えば短冊切り、乱切り、角切りなど数種類に切り分ける。
2、続いて、カット野菜以外の部分を、下ゆでしたものから、冷凍保存
3、さらに、残ったものをフードフロセッサーなどを使い、おろしなどを作る。
おろしたものは、一回分使い切りを考え、小分けに保存。冷凍保存もOK
といったように、調理することを前提に、あらかじめ時間のあるときに下処理を進め、忙しい朝や、残業で遅れて帰ってきたときでも食卓をすこしでも充実させようという心がけをしているそうです。
また、鶴田さんは、そこから少し進めて「切り干し大根」「葉物の胡麻和え」「ひじき」「高野豆腐」などの常備菜や乾物などを用意することで、さらに調理ができなかったときに食べられるようなものを作っておくことも、大事だと話されていました。
「また下処理の段階で、パートナーにも調理サポートを受けられる環境ができやすいんですよ」と宇野さん。「私は、よく子どもに手伝ってもらいます(笑)、それが結構楽しんです」と。
その他、「お弁当箱の容量で栄養バランスを決めるやり方」など、ラブテリ東京&NYならではの視点でのアドバイスに、会場に来られた方々も、スライドを撮影し、積極的にメモを取るなど、とても熱心に耳を傾けられていたのが印象的でした。
☆おまけ
10月末よりまるのうち保健室参加者限定で募集している「おだしでキレイ習慣キャンペーン・だしアンバサダー」は好評につきまだまだ引き続き募集中です。
また、1月10日を皮切りに、丸の内シェフズクラブとのコラボイベントを開催!「だしアンバサダー」になると優先的にイベントに参加することができます。おだしを食卓に取り入れるポイントをプロのエッセンスを学ぶチャンス!ぜひふるってご参加ください。