<まるのうち保健室特別セミナー「女性の健康を考えるプログラム」> 基礎体温の基礎知識 ~ホルモンバランスでHAPPYを手に入れる~ 編
好きな人にとっては、毎日でも飲みたい「お酒」。妊娠中は当然のことながら、健康を考える上で、お酒はどんな風に取り入っていくのが正しいのでしょうか。
まずは社内外で上手なお酒との付き合い方に関するセミナーを行い、”適切な飲酒”をメッセージするキリン株式会社CSV推進室担当の山本恵莉さんによるプレゼンテーション。「1日の適切なアルコールの摂取量は、女性は20gほど。例えば、KIRIN一番搾りを例にとると、女性は250mlほどの摂取にとどめておくことをおすすめします。過度なアルコール摂取は、卵巣の働きを止めてしまったり、乳がんの可能性が高まることが医学的な研究によって、明らかになっています」とのこと。250mlというと、ビール1缶にも満たず、会場からは驚きの声があがっていましたが、男性と女性では飲酒による身体の影響が違い、また、特に日本人は体内にあらかじめ存在するアルコール分解要素が少なく、平均するとその程度の量にとどめていく方が良いのだそう。もちろん個人差はありますが、特に妊娠を意識したからだ作りを始めている方は、少しずつアルコール摂取量を調整する事も大切ですね。
講師:楽天株式会社ウェルネス・ヘルスケア事業部長 高橋さん
楽天キレイドナビ開発プロデューサー 鈴木さん
⇒キレイナビHP
続いて、楽天株式会社から、基礎体温の計測の必要性と、そこから知るホルモンバランスと排卵に関するセミナーを実施。自社で開発・販売されている「キレイドナビ」はスマートフォン用の婦人体温計と連動した基礎体温管理アプリで、なんと「まるのうち保健室」の参加者にはひとりひとり、体温計とアプリも無料で配布されています。
女性ならば誰でも一度は「基礎体温」を意識し、きちんと検温したいと思うものですが、支度に忙しい朝の時間帯に、なかなか継続するのが難しいもの。その点、キレイドナビはたったの40秒で検温することができ、ワイヤレス転送でスマートフォンに転送する事ができるので、データ管理がとっても楽!旅行にも持って行きやすい小さなサイズも、女性にとっては嬉しい心遣いですね。
そんな「キレイドナビ」を通じて検温する「基礎体温」でどんな事が分かるのでしょうか?
基礎体温計では、生理の開始から次の生理までの間を一つの周期として、その間の体温の変化を観察します。一般的に、生理周期は25日〜38日が健康的とされています。その一連の周期の間には、低温期と高温期の2層が存在し、その間体温が0.3℃以上開きが出る事が理想とされているそうです。その低温期と高温期に切り替わる間に、排卵が起きているのです。
排卵が起きると、黄体ホルモンという女性ホルモンが分泌されて、体温が上昇します。基礎体温をつけていて、低温期が続くようであれば、排卵のない無排卵月経の疑いが出てくるそうです。月経が順調に来ていれば、排卵も行われていると思う方が多いそうですが、実は排卵を正しく観察するには、こうした体温の変化を知る事が大切なんですね。
また、排卵だけでなく、基礎体温のグラフを観察していて高温期の体温が安定しなかったり、低温期と高温期の期間の長短のバランスが悪いようであれば、女性ホルモンの分泌量が減少し、心身に症状をもたらし更年期障害が現れる可能性が。最近では、若年制更年期障害を発症する女性が増えていますが、こうした基礎体温の観察により、早めに婦人科で正しい検査を受けて、対処する事が可能になります。
2社のセミナーを受けて、予防医療コンサルタントの細川モモさんは、「私は仕事柄、ニューヨークやロンドン、パリなど世界の様々な都市を訪れていますが、特に東京はキャリアアップすればするほど、子育てを中心とした女性の幸せを仕事と両立させるのがまだまだ難しい都市だと感じます。現に、7組に1組のカップルが、出産を望んでも叶えられない現状にあります。今日、みなさんはまるのうち保健室でご自身の食事習慣を見直し、身体の声を聴く時間を持って頂いたと思いますが、お酒と正しく付き合う事はもちろんのこと、未だ基礎体温をつけていない!という方にはぜひ、明日から早速、キレイドナビで検温を始めてほしいです」とのこと。
こうして大盛況に終わった特別セミナーでは、嬉しいお土産も。発売されたばかりのKIRIN発泡酒「off white(オフホワイト)」をはじめ、明日から早速使える様々なグッズがたくさん。にんべん「おだしブース」も設けられ、「飲むおだし」をお楽しみいただきました。次回の「まるのうち保健室特別セミナー」は”食”がテーマです!お楽しみに。