About

「食育丸の内」とは、三菱地所の「都市と食に関する問題」に取り組むプロジェクトの一環です。「食」に関する様々な活動を通じて、生産者、消費者、レストランが共に手を携え、人々が一層、心身共に健康になれる社会づくりを目指し活動していきます。

詳しくはこちら

Chef's Club

丸の内エリアを中心に活躍されている、日本を代表する和食・フレンチ、イタリアン、アジアン、4ジャンルのシェフ26名によって構成される「丸の内シェフズクラブ」。ただ、調理するではなく、食育を合言葉に、実際に生産地に足を運んだり、子どもたちへの食育授業など様々な提案、イベント発信などを行っています。

詳しくはこちら

Contents

マルシェに行こう
イートアカデミー
旬のシェフズランチ
子どもの食育ウェルカムキッズ
シェフの履歴書
服部幸應の食育のツボ
私を育てた『あの時、あの味』
元気になるニッポンの味めぐり
ラブテリ東京&NYヘルスリテラシー向上委員会
Will Conscious Marunouchi
胃腸の健康を高める食事
「胃バテ」「腸バテ」に勝つ食事!

 前号でいかに多くのビジネスパーソンが夏場に「胃バテ」「腸バテ」しているかが明らかになりました。とはいえこれらは暑さや室内の寒さといった不可抗力なストレスから生じているもの。対策を講じようにも環境はどうにもできません。ですが、ストレスを受ける胃腸側のコンディションを高めることは可能です。これはとても大切なことで、"食事をしっかりとれば栄養もとれている"そう思っている方は多いかもしれませんが、実際にはそうではありません。栄養の吸収は、腸でその大半が行われます。そのため、どんなに栄養価の高い食事をとっていても、腸の状態が悪ければその栄養素を身体に供給することは出来ません。言い換えれば、栄養吸収の決め手は、腸にかかっているということです。では、腸の状態を良好にする為にはどんな食事を意識したらよいのでしょうか。

あなたの胃は大丈夫?胃酸のセルフチェック&ケア①

 胃の状態が消化を左右するというというのは、胃から分泌される「胃酸」が鍵を握っているためです。この胃酸の出方は、体調や年齢など人によって個人差があります。そのため、私達の意識とは別の次元で、胃酸が出てくれなければ、消化や吸収のパフォーマンスが落ちてしまいます。とくに焼き肉やハンバーグなどの動物性たんぱく質を食べたときに以下のような状態に心当たりはありませんか?

 これらの状態に心当たりのある方は、胃酸の量が十分ではない可能性があります。そのため、胃酸の分泌を促進し消化をサポートをするために「レモン水」を食事中に取り入れるという方法を試されると良いでしょう。1口食事をとったら、1口レモン水を飲むようなイメージで食事をとることで、レモンの酸が胃酸をサポートし、より良い消化と吸収の環境に近づけることができます。キウイやパイン、パパイヤにもお肉の消化をサポートする酵素が含まれています。胃弱な方は食事の前に是非試してみてください。

自分でできる胃バテのセルフケア②

 腸に食べ物が届く前に、胃によって消化がしっかり行われる必要があります。ところが夏場は胃もバテ気味。どうやったら胃の機能を高めることができるのでしょう。
 簡単なセルフケアとしては食事をしっかり噛む(咀嚼)ことです。たかが咀嚼と侮ることなかれ。唾液には様々な成分が含まれていて、例えばパロチンという成長ホルモンの一種は若返り効果があるため、噛めば噛むほど消化吸収の負担が減る事に加えてアンチエイジング効果も期待できるのです。
 「何回噛む!」と決めるよりも必然的に噛む食材•調理法を選ぶことをおススメします。

セルフケア③ 胃腸のパートナーといえば発酵食品

 代表例の1つとして、腸内細菌を元気にする善玉菌を含む食品があります。具体的な食品でいうと、納豆、味噌、キムチなどの漬物、かつお節、ヨーグルト、チーズなどです。これらを「発酵食品」といいます。発酵食品は腸内細菌ケアの強い味方。
 毎日継続的に取り入れる事で、ご自身の体重の1kg〜1.5kgを占める腸内細菌を元気にし、善玉菌を増やしてくれます。毎日の朝食に納豆とお味噌汁を取り入れたり、常備菜としてキムチや漬物を準備しておくのも一案です。

セルフケア④ 腸が喜ぶ甘味「オリゴ糖」

 それでなくとも糖分の摂取率が高まる夏場ですが、善玉菌のエサとなる腸内環境に好ましい糖があることをご存知でしょうか。この糖の正体は「オリゴ糖」です。オリゴ糖以外の糖が善玉菌のエサにならないかというと、そんなことはありません。ただし、他の糖は善玉菌のみならず悪玉菌のエサにもなるのに対し、オリゴ糖は、その多くが善玉菌のみのエサとなり、悪玉菌のエサにはならないという特徴がある点で異なるのです。オリゴ糖は、熱に強いという特徴があるため、通常の調理や、温かい飲み物にも使用する事が可能です。ただし、1度にとり過ぎるとお腹が緩くなる事がありますので、スプーン1杯など、少量から取り入れる事をお勧めします。

セルフケア⑤ 粘膜強化で夏を乗り切る!

 胃と腸というのはいうまでもなく巨大な粘膜によって形成されています。粘膜の健康は胃腸のみならず「免疫力」や「美肌維持」にも大きく関係しています。肌や胃腸のコンディションが気になるとき、夏風邪などの感染症にかかりやすくなったときに気にかけたい栄養素にビタミンAと亜鉛があります。どちらも粘膜の健康維持に欠かせないビタミン&ミネラルとして知られています。夏に入る前に夏バテ対策として土用の丑の日があり、鰻を食べる風習が日本にはありますが、鰻はビタミンAや亜鉛が含まれていて、まさに夏バテ予防に最適な食材といえるのです。他にも亜鉛は、貝類や牛肉、卵などのたんぱく質と一緒に含まれる傾向にあります。そのため、"野菜サラダとおにぎり"のような食事ではなく、主食(ごはん、パン、麺)、主菜(魚、肉、大豆製品)、副菜(野菜、海藻、きのこ)がそろった食事形態を心掛けてみてください。
 これ以外にも筋肉を維持することなど、いくつかポイントはありますが、まずは食生活を通してできる胃腸のセルフケアに取り組んでみてくださいね。

 食育丸の内のスターシェフが手がけるお家レシピで胃腸の健康に一押しなのは分とく山の野崎シェフによる「雑穀の茄子味噌丼」です。茄子も民間療法では胃腸によい野菜として知られています。
雑穀の茄子味噌丼

文・鶴田麻里子


  • 前の記事へ
  • 次の記事へ
データ出典
・「咀嚼回数ガイド」(風人社)より抜粋

鶴田麻里子
「健康を通して幸せを届ける」をモットーに、学生時代から予防医療のコンサルティングアシストとして企業の健康改善について現場を回り、実績を積む。
管理栄養士とユーザー双方の視点から、企業に対する健康企画のアドバイザーを中心に活動しつつ、食事の大切さや栄養・機能について講演および雑誌でも発信を行う。また、糖尿病患者を中心に、医療機関での栄養カウンセリングを行い患者の立場に立った食事選びのコツを伝えている。


ラブテリ東京&NYヘルスリテラシー向上委員会

東京とNY在住の医療•食•健康のスペシャリストによる予防医療プロジェクトチーム「Luvtelli(ラブテリ) 東京&NY」が “世界一の美女“ を目指す女性たちのサポートと同時に日本経済を支える丸の内のビジネスパーソンの身体作りを強力にバックアップします。

詳しくはこちら

Archives

2014.12.11

女性の生涯の骨の変化と食事

女性のライフステージに添って変化をするものといえば「骨」です。成長期、妊娠期、出産後、授乳中、更年期、老後と、骨はその時その時大きな影響を受け、驚くほど変化をしています。とくに老後寝たきりになりやすい女性にとって若いときから骨への意識をもつことは重要なことです。

詳しくはこちら
2014.06.26

便秘と食事

今や日本人の成人の約半数の悩みの原因となっているのが「便秘」です。学術誌などによると、便秘とは「3日間以上排便がない状態、または毎日排便があっても、残便感がある状態」と定義されています。

詳しくはこちら
2014.03.27

質の良い睡眠の作り方〜食事編〜

今回は、睡眠と関連する食事および栄養面について一緒に見ていきましょう。

詳しくはこちら
TOP