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「食育丸の内」とは、三菱地所の「都市と食に関する問題」に取り組むプロジェクトの一環です。「食」に関する様々な活動を通じて、生産者、消費者、レストランが共に手を携え、人々が一層、心身共に健康になれる社会づくりを目指し活動していきます。

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Chef's Club

丸の内エリアを中心に活躍されている、日本を代表する和食・フレンチ、イタリアン、アジアン、4ジャンルのシェフ26名によって構成される「丸の内シェフズクラブ」。ただ、調理するではなく、食育を合言葉に、実際に生産地に足を運んだり、子どもたちへの食育授業など様々な提案、イベント発信などを行っています。

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Contents

マルシェに行こう
イートアカデミー
旬のシェフズランチ
子どもの食育ウェルカムキッズ
シェフの履歴書
服部幸應の食育のツボ
私を育てた『あの時、あの味』
元気になるニッポンの味めぐり
ラブテリ東京&NYヘルスリテラシー向上委員会
Will Conscious Marunouchi
この夏、「夏バテ」を予防せよ〜夏に起こる体内変化〜

 いよいよ暑い夏がやってきますね。暑さのストレスで身体に負担がかかる時期ですが、皆さま準備は万端でしょうか? 都市の規模から世界有数のヒートアイランド都市といわれている東京。東京での過去の熱帯夜は、2010年が最多で56日、次いで2011年と2012年が49日を数え、平年を大きく上回っています。今年の夏も暑くなる可能性大ですね。
 とはいえ、どれほど暑い夏が来ようとも日本のGDPを支えているビジネスパーソンにとって「夏バテ」をしている暇はないはず。「夏バテ」に関する知識をつけて、この夏をタフに乗り切りましょう!

夏は基礎代謝が低下する?

 照り返す日差しにしたたり落ちる汗...こんなに汗をかくのだから、さぞかし代謝は上がっているだろうと思いがちな夏ですが、実は逆です。下記のグラフを見れば一目瞭然ですが、人の身体は体温保持のために熱産生を高めるため、気温が下がった方が基礎代謝は上がります。つまり、冬に向けて基礎代謝は上がり、夏に向けて下がっていく傾向にあるということ。
 通常、夏が過ぎれば基礎代謝は回復をしていきますが、夏に代謝が下がりすぎていると秋になっても元に戻らず、美食のシーズンを迎えて太ってしまう!なんていうことになりかねませんので、しっかり対策を講じましょう。

【「夏バテ」の要因】

そもそも「夏バテ」はなぜおこるのでしょうか?
①暑さによる消化機能低下。(素麺や冷やしうどんなど喉越しのいいものばかり食べたくなりますね。)
②発汗による脱水や水分過剰摂取による体水分やミネラルのアンバランス。
③湿度上昇により発汗機能が妨げられ、体内に熱がこもり体温調節ができなくなる。

 さまざまな理由が挙げられる「夏バテ」ですが、暑いからといって食べずにいたり、栄養の乏しい食生活をしていると秋に感染症にかかるリスクも高まります。また、基礎代謝が下がる夏にジュースやビール、素麺や冷やしうどんなどの糖質の多いものを食べる機会が増えることで血糖値も気がかり。快適な秋を迎えるために、夏の過ごし方には知恵が必要です。

「夏勝ボディメソッド」5か条

 普段きちんと健康管理しているビジネスパーソンでも夏は「体がだるい」「最近食欲がない」と感じる方もきっといるはず。その症状はまさに「夏バテ」のはじまり!「夏バテ」は広辞苑第2版(昭和44年)から登場した比較的新しい言葉。昔は「暑さ負け」「夏負け」と呼ばれていたそうです。この夏は「夏バテ」に勝つ!夏の勝ち組ボディを手にいれたいビジネスパーソン必読です。 今回は「体内変化」から考える「夏勝(ナツカツ)ボディメソッド」5か条をご紹介します。

【夏勝ボディメソッド①】「朝・晩」「運動前後」の体重チェックを!

 夏は体力を維持するためにエネルギー消費量が増えます。また発汗量が増加しミネラルも多量に流れるため、疲労やストレスがたまりやすくなります。それを予防するために「朝・晩」や「運動前後」で体重をチェックしましょう!「朝・晩」の体重を比較し、寝る前の体重が朝より減っている場合や「運動前後」で体重減少が2%以上ある場合(体重50kgの方であれば-1.0kg減少は要注意)喜んではいけません。水分・エネルギー不足が考えられます。「夏勝ボディ」を手にいれるために、まずは日々の体重をチェックしましょう。

【夏勝ボディメソッド②】ダイエットは1ヶ月2kgまで!

 露出が多くなるこの季節。ダイエットに励む人は少なくないでしょう。夏だからといってダイエットに励み、1ヶ月に2kg以上体重を減らしてしまうと筋肉と体力低下を招き「夏バテ」しやすい体になってしまいます。人が自然に脂肪を落とせるのは1ヶ月2kgが目安になります。それ以上体重を落としても水分が抜けている可能性が大。筋肉の分解も気がかりです。夏ダイエットは1ヶ月2kg以内に抑えましょう。

【夏勝ボディメソッド③】1日の必要カロリー(栄養)をしっかり摂る!

 人には生命を維持するための基礎代謝と日常の種々の動作に伴い消費される活動代謝があり、基礎代謝と活動量によって1日に必要なエネルギー量(摂取エネルギー)がきまります。
 そして、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスがとれていることで体重が維持されます。つまり摂取エネルギーの方が多ければ体重が増加↑、消費エネルギーが多ければ体重は減少↓します。

 夏の食欲不振や「食べないダイエット」は「夏バテ」を招きます。炭水化物を抜く、野菜中心の低カロリー食にすることは逆に太りやすく「夏バテ」しやすい体になるので注意が必要です。逆に、夏は糖質の過剰摂取も注意が必要な時期。アルコールや麺類に含まれる糖質をエネルギーにかえるビタミンB群が不足すると、かえって疲労が溜まりやすく、だるい状態を招きます。(詳しくは次号のお食事特集で)

【夏ボディメソッド④】水分をこまめにとる!

 人間の体の約60%は水分です。体水分の働きの一つに「体温上昇制御機能」があります。外回り・内勤関係なく「のどが渇いた」と感じた時には、実は時すでに遅く、「夏バテ」どころか脱水に繋がります。
 夏勝ボディを手にいれるためには、こまめな水分補給を心がけましょう(15~30分間隔で細めに!)。まとめて飲む「ガブ飲み」は食欲の低下につながりますので注意が必要です。夏のビジネスパーソンのカバンにはミネラルウォーターが必需品です。

【夏勝ボディメソッド5】夏こそ朝日を浴びよう!

 食事や水分補給とともに重要なのが「睡眠」です。丸の内をはじめ、多くのオフィス街は、オフィス直結の地下道が発達しており、朝日を浴びることが少ないことで、日光により摂取できるビタミン「ビタミンD」や、幸福のホルモンと呼ばれている「セロトニン」の不足を招いている可能性があります。セロトニンは安眠のホルモン「メラトニン」を分泌するのに必要不可欠です。朝日を浴びることを心がけることは、セロトニンを分泌し、体内時計をリセットし、良質な睡眠に繋がります。
 また、疲労回復のための成長ホルモンは夜10時~深夜2時頃分泌されるといわれますので、この時間帯に寝ることをお勧めします。
 いかがでしたか?夏は誰にとっても暑さが辛い時期。そのしんどさを秋に持ち込まないためにも「夏勝ボディメソッド」で「夏バテ」知らずの素晴らしい夏をお過ごしください。

鰻 駒形 前川 丸の内店
 夏といえば土用の丑の日。夏バテを予防するために栄養のあるものを食べて猛暑を乗り切ろうという先人の知恵です。是非、暑さが本格化する前に食べて体力消耗を抑えましょう!

文・本田 由佳


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データ出典
・藤本ら.1954;小池五郎「やさしい栄養学」女子栄養大学出版部より
・厚生労働省:「日本人の食事摂取基準」(2010年版)

本田 由佳
 横浜生まれ。自ら経験した極端なダイエット、妊娠・出産・子育てがきっかけで女性健康医学者となり、女性や子どもを対象とした研究活動を実施している。
 2012年4月17日発売「タニタとつくる美人の習慣」(講談社)では、コラム執筆と健康美ボディ基準開発を手掛けた。夢は「女性と子どもの健康力をあげて日本を元気にすること」。女性や子どもから伝わる健康で、日本を健康に・ハッピーにしたいと考えている。
 現在、順天堂大学大学院医学系研究科小児思春期発達・病態学教室に在籍し成人病胎児期発症説について研究中。日本産科婦人科学会会員。日本思春期学会会員。日本マタニティフィットネス協会認定インストラクター。社団法人Luvtelliメンバーとしてプロボノ活動「夢を叶えるためのカラダづくり」(小・中学校向け出前授業)実施。


ラブテリ東京&NYヘルスリテラシー向上委員会

東京とNY在住の医療•食•健康のスペシャリストによる予防医療プロジェクトチーム「Luvtelli(ラブテリ) 東京&NY」が “世界一の美女“ を目指す女性たちのサポートと同時に日本経済を支える丸の内のビジネスパーソンの身体作りを強力にバックアップします。

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