About

「食育丸の内」とは、三菱地所の「都市と食に関する問題」に取り組むプロジェクトの一環です。「食」に関する様々な活動を通じて、生産者、消費者、レストランが共に手を携え、人々が一層、心身共に健康になれる社会づくりを目指し活動していきます。

詳しくはこちら

Chef's Club

丸の内エリアを中心に活躍されている、日本を代表する和食・フレンチ、イタリアン、アジアン、4ジャンルのシェフ26名によって構成される「丸の内シェフズクラブ」。ただ、調理するではなく、食育を合言葉に、実際に生産地に足を運んだり、子どもたちへの食育授業など様々な提案、イベント発信などを行っています。

詳しくはこちら

Contents

マルシェに行こう
イートアカデミー
旬のシェフズランチ
子どもの食育ウェルカムキッズ
シェフの履歴書
服部幸應の食育のツボ
私を育てた『あの時、あの味』
元気になるニッポンの味めぐり
ラブテリ東京&NYヘルスリテラシー向上委員会
Will Conscious Marunouchi
五月病とは
なんだか調子が悪い...これって五月病?

会社に行きたくない。
なにもやる気になれない。
すごく疲れやすくて、わけもなくイライラしてしまう。

 ゴールデンウイークがあける頃に、こんな症状を感じたら、それはいわゆる「五月病」かもしれません。気温の変化が激しい春先は、昔から「木の芽時」と言われ、体調や精神状態が不安定となりやすい時期と言われています。寒暖差そのものが体にとって大きなストレスとなり自律神経のバランスを崩しやすくなる上、新しい学校や会社に入ったり人事異動などで新しい部署に配属されるなどの大きな環境の変化から、つい無理を重ねてしまいがちです。
 新しい環境で、緊張しながらなんとか一ヶ月が経った頃に長い連休に入り、ホッとしたところで張りつめた糸が切れて心身のバランスを崩してしまう...それがこの「五月病」と言われている状態です。今年はとくに寒暖差が大きかったので、心身の不調を覚える方が例年よりも多いのではないでしょうか。

五月病は病気ではない?!

 五月病とは「まだ病気ではないけれど、健康とはいえない状態」といえます。つまり「五月病」は正式な病名ではないのです。とはいえ、気候や環境が大きく変わり疲弊してきたこの時期の心身の状態をうまく表現している言葉だと思います。
 表にある五月病の症状は、長くストレスにさらされて心身が疲労したときに誰しもが経験することです。
 しかし、これらはうつ病の症状と共通しているためにうつ病の初期の状態と見分けがつきにくいのです。たんなる五月病だから放っておけば勝手に治るだろうと軽く捉えることは危険です。症状が軽いか重いかより、この表のような症状が一つでもあらわれて普段と違うと自分や周りが気づいたならば、早急に適切な対策をとる必要があります。
 うつ病かどうかを見分ける一つの目安として、2週間以上このような症状が続き、日常生活に支障をきたすほどであれば、うつ病の可能性がありますので専門医にご相談ください。

五月病予防作戦その1:カラダへのアプローチ

ココロのケアを考える上で、実はカラダへのアプローチは不可欠なのです。身体を整えてはじめて心がストレスに耐えられるようになるのです。身体へのアプローチはさまざまな方法がありますが、なかでも以下の3つはとくに重要です。

1, 栄養バランスのよい食事をとること。
口にするものによって、人間は健康にも不健康にもなります。とくに心の健康維持に必要なホルモンは食べ物が材料になります(詳しくは次号で)。まずは、しっかりバランスよく食べることから始めましょう。とくに5月のこの時期が旬の食べ物は、バランスを崩しがちな心と体を整え、元気にしてくれます。

2, 生活のリズムを整えること。
 睡眠不足やストレスなど、悩みが尽きない忙しい丸の内のビジネスパーソンですから、自律神経の乱れも心配です。自律神経を整えるためには、起きる時間・床につく時間・朝昼夕の食事の時間がなるべく同じ時間になるように心がけましょう。

3, 休養をとること。
睡眠だけが休養ではありません。この時期、何もしないのんびりした時間を過ごすことが、ことのほか重要です。4月は行事やイベントも多いためのんびりした時間を作ることが難しいかもしれませんが、休日に予定を入れないようにするなど工夫して、のんびりした時間をなんとか確保していただきたいと思います。

以上はいずれもあたりまえのことと軽視されていますが、このあたりまえのことをおろそかにしないことが心身の健康に至る一番の近道であることを、あえて強調したいと思います。

五月病予防作戦その2:ココロへのアプローチ

 4月から5月にかけての変化の大きな時期には、心身の調子を崩しやすいものであるということを、まずはきちんと認識しましょう。そうすることで、はじめて適切な対策を考えていくことができます。
 生活のリズムを整え、食事も以前よりバランスを考えても、やはりこの時期はしんどいものなのだとどこかあきらめの気持ちを持つ。そんなことが実は予防的観点からとても重要のです。ただがむしゃらにがんばるだけでなく、あきらめて対策を講じようとすることで、無理をしないように自分にうまくブレーキをかけることができるようになり、結果的に長く走りつづけられるようになるのではないでしょうか。

予防は

 いろいろな方法を述べてきましたが、 とにもかくにも予防は"先手必勝"です。冬から春に移り変わる早めの時期から、五月病を予防する意識を持ちましょう。病気にならないようにするだけではなく、高いレベルの健康を維持することを目標としたいところです。
 そして自分自身に対する予防的アプローチに加えて、周りの人をもこの「五月病予防作戦」に引き入れてしまうことをおすすめします。すなわち「困ったときにはこの人に聞こう」という人を困る前から探して見つけておくのです。そして自分も周りの誰かが困っていたら助けてあげようと考えることで、ゆとりを生み出すことができればしめたものです。そのような良好な対人関係を作っておくことで、新しい環境に無理なく適応することができ、自分も周りも含めた五月病予防が可能になるのです。

 このように五月病は適切な知識と対処法で、うまく乗り切ることができます。五月病について考えることで、日々の生活や物事の捉え方について見直すきっかけとなれば幸いです。

文・江村 和世

  • 次の記事へ

江村 和世
 1997年大阪医科大学卒業。精神科病院、総合病院精神科勤務を経て、現在赤羽目医院理事・非常勤医師。精神科専門医、精神保健指定医。二児の母。
  ラブテリでは精神科医の立場から食事や睡眠などの生活習慣を見直して病気を予防することの必要性を訴えている。また、虐待カウンセリングの経験から、子どもを守るためにまず母親のケアが必要であることを痛感。プレママやママに向けて、ストレスにしなやかに立ち向かえることのできる心と身体のあり方を提案している。


ラブテリ東京&NYヘルスリテラシー向上委員会

東京とNY在住の医療•食•健康のスペシャリストによる予防医療プロジェクトチーム「Luvtelli(ラブテリ) 東京&NY」が “世界一の美女“ を目指す女性たちのサポートと同時に日本経済を支える丸の内のビジネスパーソンの身体作りを強力にバックアップします。

詳しくはこちら

Archives

2014.12.11

女性の生涯の骨の変化と食事

女性のライフステージに添って変化をするものといえば「骨」です。成長期、妊娠期、出産後、授乳中、更年期、老後と、骨はその時その時大きな影響を受け、驚くほど変化をしています。とくに老後寝たきりになりやすい女性にとって若いときから骨への意識をもつことは重要なことです。

詳しくはこちら
2014.06.26

便秘と食事

今や日本人の成人の約半数の悩みの原因となっているのが「便秘」です。学術誌などによると、便秘とは「3日間以上排便がない状態、または毎日排便があっても、残便感がある状態」と定義されています。

詳しくはこちら
2014.03.27

質の良い睡眠の作り方〜食事編〜

今回は、睡眠と関連する食事および栄養面について一緒に見ていきましょう。

詳しくはこちら
TOP