食事の大切さ、ご存じですか?

日本では、毎年約65万人が食による生活習慣病でなくなっています。その最大の原因は食生活の偏り、乱れにあります。

たとえば、20歳には骨密度が最大になりますが、10代のうちのダイエットや、偏った食事を取り続けることで20歳時の骨密度が不十分であればあとは減っていくだけなのです。20歳までの正しい食事、そして食事に関する教育がいかに大事かということがわかるかと思います。

「食育」とは、「食」に関する知識と「食」を選択する力を学び、健全な食生活を送ることができる人間を育てるための教育です。家庭や学校、地域社会など消費者、野菜などの食材を作る生産者やメーカー、それを調理し提供するレストラン、三者がそれぞれに「食」に関する意識を高め、実践していく必要があります。

丸の内シェフズクラブの会長を務めていただいている服部幸應氏の働きかけにより、日本でも、平成17年に「食育基本法」が制定され、「食」にかかわる多くの会社が「食育」を始めています。

食育丸の内について

そんな背景もあり、私たち三菱地所が始めたプロジェクトが「食育丸の内」です。

私たちは、丸の内において開かれた賑わいのある街づくりを推進しておりますが、その結果、現在多くの飲食店を集積する街となってきました。その背景の中、「安全・安心」「東京と地方」「環境共生」などの問題を考える契機として「食」をテーマに取上げて取り組むこととしました。

「食育丸の内」では、「都市における食」をテーマに、

  • 生産者と消費者、そしてレストランの三者のコミュニケーションを生み出すための企画やスキーム作り
  • 子どもたちに正しい食の知識を伝えるために、まず大人が食について考える機会を提供すること
  • 東京を中心とした大都市圏の自給率向上やフードマイレージへの対策や意識作り

など、安心安全な食を通じて、人々がより一層、心身ともに健康になれる社会を目指し様々な「食」に関する活動を行っています。

具体的には、丸の内エリアを中心に店舗を構えるレストランのシェフの協力を得て発足した「丸の内シェフズクラブ」による「食」に関する提案・発信、正しい食事の体験ができる場としてのイートアカデミーや、生産者、消費者、そしてレストランのシェフを結ぶ安全・安心な野菜などの国産食材を販売するマルシェを開催してきました。これらの活動を今後も継続していくとともに、シンポジウムやセミナーなどを新たに開催していきたいと考えています。

丸の内シェフズクラブ